目次
特集 抒情詩(情緒と抒情、そしてリアリズムという方法意識 佐古祐二;伊東静雄‐戦時中の抒情を考える 青木由弥子;抒情詩に想う 薬師川虹一;小野十三郎『抒情詩集』について―『詩論』との共時性を中心に 山田兼士;抒情の行方 佐相憲一;戦後詩から抒情詩を考える 太田充広;二十一世紀の古典的蜃気楼 本多寿;宋燦鎬(ソンチャンホ)詩人の世界―詩集『赤い豚たち』(韓成禮・訳)を読んで 本多寿
ショート ショート 風解(ふうかい) 左子真由美
抒情詩、物語詩の中の抒情詩
子供たちの情の変化 中島省吾
詩人リルケ寸感―手紙 深尾幸市
君は愛/愛を感じて 今井豊
まぶしく跳ねている 高丸もと子
闘う抒情―石牟礼道子『苦海浄土』を読む
詩作品(言葉が出てこない 月野光;不機嫌なアリス 宮本苑生;あしたのわたし 尾崎美紀;SONO‐園 井上良子;嫁に行く 白根厚子;朝 佐倉圭史;今年の残雪 二〇二一年三月の雪/舞踏「淀君」によせて 安森ソノ子;釜ヶ崎公民権運動の旗/失語症の夢 来羅ゆら;ひとみとひとみの出会う処 白井ひかる;埋葬/繭空 葉陶紅子;通信票の空白 斗沢テルオ;信じている 阪南太郎;仏さま/泥棒猫/いとこのゆかこ 中島省吾;夏の葬送 升田尚世;演技/幻想/枝葉 ハラキン;地の祈り/二人だけの物語り 笠原仙一;ゲンゲ畑/棺桶を背負って来る女/旅へ出ようぜ ベイベー/彷徨 牛田丑之助;アスリート2 フィギュアスケート女子 中西衛;義理の姉の死 田島廣子;おかしな会話/だれのものでもない/いのちのプラットフォーム 吉田定一;道 水崎野里子;好きなように いまも 関中子;終末期 方韋子;遮断機/お地蔵さんのある町で/たゆとう桐の小箱 平野鈴子;きっと、きみはいたはず―百メートルランナーのきみに/催促/黒雲と夾竹桃 増田耕三;いわしの雲 山本なおこ)