内容説明
生きていること、世界が「在る」ことの不思議さを根底に、言葉の謎、社会の理想と現実、西欧と日本の差異、人間の幸福とは…大昔から人々が解こうとしてきた問題を、根源的に捉えなおす。生きることを深く豊かにする127の断章。
目次
不良少女の涙
投下エネルギーに見合う見返りしか帰ってはこない
日本語の視点、西欧語の視点
言葉、ああ言葉!
否定の力
意志、意識と目覚め
終戦のとき私は幼稚園児だった
どうして西洋人は真実とか真理とかにあれだけこだわるのか
クオリアはいかに生まれるか
懐疑哲学と正義〔ほか〕
著者等紹介
中野武志[ナカノタケシ]
昭和14年、京都府綾部市生まれ。京都大学文学部仏文科卒。京都新聞社に入社、平成11年退職。自称書斎「瓦松庵」の庵主(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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