内容説明
“われ‐それ”の享楽のため、時代と散文が放棄した、“われ‐なんじ”の根源語を回復する途方もない試みに、一行一行が圧倒的な筆力をもって応えている。新しい抒情へ、詩のルネサンス。
目次
みなさんへ
傘をどうぞ
廊下
改行
青麦畑
葉緑素
ツリー
二丁目の!
笑うんか?
ブルドッグ〔ほか〕
著者等紹介
尾崎まこと[オザキマコト]
1950年大阪生まれ。関西詩人協会会員。関西大学文学部卒業後、外資系化粧品会社の総務、食品メーカーの営業、舞台カメラマン、下水処理場の作業員、占い師、健康食品の代理店経営など、二十数種の職業を経験。その間、詩とはほとんど無縁であったが、2004年、職業訓練学校のつもりで大阪文学学校に入学、「仕事」としての詩を志す。本科では川上明日夫先生、専科では山田兼士先生に学ぶ。「詩を朗読する詩人の会『風』」で知り合った左子真由美さん、佐古祐二さんと2007年7月「詩誌イリヤ」創刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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