内容説明
現代人はなぜうまくコミュニケーションが取れないのか。現場の教師、福祉に携わる方々、人間関係が悩むあなたへ国際協力事業の活動と要請によって培われたコミュニケーションのメソッドを伝える目からうろこの実践的人間関係論。
目次
第1章 原型共同体と人間性(さびしさへの感受性が人情の核心;ヒトはコトバによって人間になった ほか)
第2章 心のセーフティネット(現代の息づく石器時代の心;経済発展に共同体は邪魔か ほか)
第3章 自己意識の不安定化と家族の危機(核家族主義が生み出す究極の不平等;家族幻想を超えて ほか)
第4章 相互扶助と人間性の未来(いかにして「W」が「M」になるのか;援助する者とされる者の感受性 ほか)
著者等紹介
中田豊一[ナカタトヨカズ]
1956年愛媛県生まれ。東京大学文学部卒。イエズス会社会司牧センター職員、アジア学院農場ボランティアなどを経て、1986年から89年の間、(特活)シャプラニール=市民による海外協力の会ダッカ駐在員としてバングラデシュに駐在。(社)セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン事務局長などを務めた後、2004年2月から2年間、JICA(国際協力機構)の森林管理住民支援プロジェクトの専門家としてラオスで活動。現在、参加型開発研究所代表。非常勤の役員として、(特活)市民活動センター神戸理事長、(特活)ソムニード代表理事(共同代表)、シャプラニール代表理事を務める。神戸市在住。主著、「ボランティア未来論―私が気づけば社会が変わる」(コモンズ、2000年)第4回(2001年)日本自費出版文化賞研究・評論部門賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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