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教養としてのロースクール小論文〈下〉正義と実力と「世間」

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  • サイズ B40判/ページ数 389,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784847127755
  • NDC分類 320.7
  • Cコード C0032

内容説明

しのびよる格差と貧困の時代、正義は実現できるか?国際政治では、実力がすべてなのか?裁判員制度が孕むのは如何なる問題か?国策捜査はなぜ可能なのか?延命治療や医療倫理は、いったい誰のためか?長期不況の末、「成長」という上げ底がとうとう抜けたこの国を生きる私たちのキーワード、「世間」と「普通」とは何か。懇切丁寧に説明。

目次

第4講 実力と正義―法律がその無力を思い知らされるとき(法律が実効性を帯びる大前提―福沢諭吉が説く自力救済の禁止(金沢大学)
復讐権を国家が独占する―赤穂浪士は幕府へテロをかけるべきだった!?
テロリズムを考える―テロリズムを定義してみる(関西学院大学) ほか)
第5講 不純な正義よりほかに実現する正義はない?(ブルジョワジーたちの「権利のための闘争」によってできた近代法;強欲と強欲を衝突させて、「自由」を発生させる(駿河台大学)
大学入試に無試験寄付金入学枠を設けたら?―不純な正義その1(東京大学) ほか)
第6講 専門家と素人―手段が自己目的化してゆく大衆社会を生きる(ロケット開発技術者と裁判員制度―専門家の倫理と素人の常識(東京大学、立教大学)
素人が担うデモクラシーと専門家が担う司法―法律と倫理の不連続と連続
専門家はなぜ偉いのか?―彼らは何の役に立っているか? ほか)

著者等紹介

浅羽通明[アサバミチアキ]
Wセミナー専任講師。1959年、神奈川県生まれ。早稲田大学法学部卒。1982年司法試験合格。「みえない大学本舗」主催。著述業、Wセミナーでは、公務員講座にて政治学を長年担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。