内容説明
五感を刺激する季語を使って「才能アリ」な文章力を身につける!超辛口俳人のお便り実用書。
目次
序章 季語を使った手紙やメールの書き方
第1章 春の美しき日本語(春の表現とは;三春 ほか)
第2章 夏の美しき日本語(夏の表現とは?;三夏 ほか)
第3章 秋の美しき日本語(秋の表現とは;三秋 ほか)
第4章 冬の美しき日本語(冬の表現とは?;三冬 ほか)
著者等紹介
夏井いつき[ナツイイツキ]
昭和32年生まれ。8年間の中学校国語教諭の後、俳人へ転身。「第8回俳壇賞」受賞。俳句集団「いつき組」組長。創作活動に加え、俳句の授業“句会ライブ”、「俳句甲子園」の創設にも携わるなど幅広く活動中。テレビやラジオでも活躍。松山市公式俳句サイト「俳句ポスト365」、朝日新聞愛媛俳壇、愛媛新聞日曜版小中学生俳句欄、各選者。2015年5月より初代俳都松山大使(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ぶんこ
50
日本人である事を誇りに思える本ですね。四季折々を感じながら17文字で簡潔に表現する。盛りすぎない美意識を感じます。こういった本は図書館で借りて、短期間に返却するのは難しいと読んでいて気づきました。買って家に置いておきたいです。妹さんとの四季の手紙が掲載されていたのがとても良かったです。2017/05/02
じょんじょん
30
『プレバト!』の俳句講評 夏井いつき先生の季語についての解説本。まさに「美しき日本語」を再認識できます。たまたま見た『プレバト!』で夏井先生と俳句に興味をもって図書館で借りました。実は自分は嘱託も終わり退職された会社の大先輩と文通をしています。その先輩はエッセイを2冊も自費出版で上梓されてます。ご退職されるときにエッセイを頂いて、そのお礼の手紙を書いたことが始まり。ネットもメールもされない先輩との手書きの手紙のやりとりは思いのほか楽しいです。そんな中に適した季節の言葉を選べたら嬉しいと思って手にとりました2017/08/18
ちゃこばあ
29
章と章の間に紹介されている妹さんとのちょっとしたやりとりにも、季節の美しさや温かみがあふれていてとても参考になりました。2018/07/25
Mayu
15
個人的には、時候の挨拶はくどくど書くより簡潔に、ピッタリくる言葉を選ぶのが好みなので、この本のやり方はちょっと冗長と感じたのですが、なんとなくもやもやした情緒的なものと思っていた季節感を分析的に見ているのは面白いなと。俳句の世界では季語が明確に決まっているからそうなるのかな。ぶらんこの鞦韆という美しい呼び方や、臥遊録の四季の山など、知らなかった言葉にも沢山出会えました。最近和歌に結構ハマっているのですが、ひと段落したら、俳句の方も見てみたいなと思いました。漢詩にも興味があるので、やりたいこと沢山です!2021/03/25
MOTO
9
年賀状の印刷を終えてしみじみ。…美しい年賀状だなぁ。色鉛筆でイラストを手書きにしていた頃とはまるでくらべものにならないや。挨拶文もイラストもプロまかせの賀状はそれだけで完成品。もう余計な事はしなくていいのだが…。 何か一言を。もらって嬉しくなる様な言葉を何か。と、考え始めると、忽ち過ぎてゆく時間。ふと、先日ブクオフで買った夏井先生の本が目に入った。サブタイトルに『手紙やメールで使いたい表現』と、今まさに欲しい奴が♡開くと、もらって季節の美しい言葉達がこんなに!でも(人のモノなんだよなぁ)と結局参考までに。2020/12/25