目次
第1章 アメリカ陸軍博物館
第2章 真珠湾ビジター・センター
第3章 戦艦ミズーリ記念館
第4章 太平洋航空博物館
第5章 質疑応答
第6章 米兵の生き残り、ディック・ジロッコさんと
著者等紹介
青山繁晴[アオヤマシゲハル]
1952(昭和27)年、神戸市生まれ。慶大文学部を中退し早大政経学部に入り直して卒業。共同通信社入社。事件記者、経済部、政治部いずれの時代もスクープ記者として名を馳せる。三菱総研の研究員に転じ、日本初の独立系シンクタンク「株式会社独立総合研究所」を創立し、代表取締役社長・兼・首席研究員に就任。近畿大学経済学部で“名物教授”として学生を集めている(客員教授/国際関係論)。公職も無償を原則に数多く務め、内閣府原子力委員会・原子力防護部会・専門委員、国家安全保障会議(日本版NSC)創設の有識者会議議員を経て、現在、文科省参与、海上保安庁の政策アドバイザー、経済産業省の総合資源エネルギー調査会・専門委員、総務省の消防審議会委員、「NHK国際報道検討会」委員ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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茉莉花
31
ここ最近、日米間の戦争観に関心を抱いていたので本書を手に取りました。自分が見ることも知ることもなかった真珠湾攻撃について、青山さんが直接ハワイに行ってガイドしてくれました。現地の博物館では、日本軍に対して敬意を表し、日本の空母や航空機なども忠実に再現して展示されていたので驚きました。「双方は、その国益を更に追求したが、双方とも戦争は避けることを望んだ。しかし双方とも、ここ真珠湾で衝突が起きる道に乗ってしまった」とあり、日本を批判する言葉はなく、公正な立場をで日本を称えてるアメリカに素晴らしさを感じました。2015/11/01
ひろし
22
著者の青山氏が案内人となり、戦後日本人が思い込まされ、刷り込まれてきたことごとくを、現場を分析し、逆転させることを主旨とした本。その第一段が真珠湾。著者が社長を務める会社が主宰するインディペンデント・クラブの会員の方々と真珠湾を訪れ、陸軍博物館、真珠湾展示館、戦艦ミズーリ記念館、太平洋航空博物館で展示を分析、説明する。その後質疑応答。真珠湾攻撃時の米兵の生き残り、ディック・ジロッコさんとの対談。写真が多く、内容が充実していてとても勉強になった。沢山の方に読まれて、一人でも多くの日本人が真珠湾を訪れるように2015/10/08
ぷれば
19
タイトルを見て、何をどう逆転するガイドなのか?と思った。読んで納得。著者が世界と日本の過去と現在、そして未来を「一緒に感じ考える」ためのガイドであった。本書ではその最初の場所としてパールハーバー、米国陸軍博物館、真珠湾ビジター・センター、戦艦ミズーリ記念館、太平洋航空博物館を訪問。豊富な写真と、展示に沿った臨場感ある説明でその場にいるかのように感じる。先の大戦を死力を尽くし戦った日米。勝者米国の視点で語られた真珠湾の戦い…自虐史観で縛られた日本人の発想の逆転となる良書。オススメです。2015/12/02
phmchb
14
ふらっと入った書店で平積みされていたのを発見し、即購入。青山氏が案内人となり、さまざまな現場にある思い込み・刷り込みを「破壊」するヒントを紹介するシリーズ。第一弾は日米開戦の現場である真珠湾。2015/10/14
Masa
12
書店平積みで発見、購入。変なタイトル。青山氏が引率するパールハーバーの旅。僕自身は戦艦アリゾナしか行ったことが無いので、戦艦ミズーリ記念館の話は特に興味深い。小説「永遠の0」のラストシーン、アメリカの戦艦に突入した零戦の搭乗員の亡骸を「我々と同じ国の為に闘ったヒーロー」としてアメリカ式の海軍葬で送り出した話、ミズーリのキャラハン艦長と石野二等兵曹がモデルだったのですね。ツアー途中の中国人たちによる妨害、中国による捏造の展示など中国によるプロパガンダ活動は本当に凄まじい事が分かる。看過できる話では無い。2016/03/22
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