台南の空ゆかば―ボクとうさぎのマンゴーデイズ

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  • サイズ B6判/ページ数 351p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784847092916
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

一通の手紙が引き寄せた六日間の真夏の記憶!「―俺こんなとこで何やってんだ?」ひょんなことからじいちゃんと訪れた台湾で次々と現れるさまざまな不可思議な現象。そこで一穂が知ったのは現地で愛される日本人軍人と歴史に翻弄された人たちの出会いと別れだった…。日台友好の礎に迫る渾身のオリジナルストーリー!!

著者等紹介

豊田美加[トヨダミカ]
作家。大分県生まれ。成蹊大学文学部卒業。漫画原作も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イノ

18
突然台湾からお爺さんへ恋文が届いた。ニートだった僕とお爺さんとで差出人を探しに行く事になり道中出会った人達と不思議な力で台湾の歴史と日本人が関わった出来事を知ることに成る。    メタ視点的には説明するためのストーリー展開なので 唐突で辻褄合わせで面白くないが昔の日本人と台湾人の交流が今も深くまで食込んでて胸が熱くなる。    台湾から帰ってから読んだので実際に振り返りながら 読めて楽しかった。2018/05/11

nbhd

18
マンゴーデイズとは何事か、と思われるかもしれないが、これはなかなか硬派な小説だ。仕事で、もしかすると台湾に行けるかもしれないので読んでみた。台湾から、祖父に届いた謎の手紙。孫のニート青年は、その手紙を頼りに祖父とともに台南へ赴く。旅先で謎の台湾人女学生うさぎと偶然出会い、果たしてニート青年は…。と、雰囲気は軽いのだけど、日本統治時代から戦後にかけての台湾の歴史がじゅんじゅんに描かれていって、いろいろ勉強になった。台湾の呪術的(マジカル)な文化と、市場とかにあるフルーツが美味しそうで気になる。とくにマンゴー2016/08/31

yamatoshiuruhashi

14
読友さんのレビューで知った本。二浪で大学諦めたニート青年が台湾育ちの祖父と共に、祖父の幼馴染を探しに台湾へ行く。多くの善意の人に出会い、沢山食べてw、飛虎将軍こと杉浦少尉の廟に詣でる。自分たちの本当の歴史をなかったことにした今の日本では知ることが出来ないことを知ることが出来る本。台北ばかりではなく、台南にまで行ってみたくなった。2016/10/08

野のこ

10
おじいちゃんに届いたラブレターの初恋の君を探しニートの孫と台湾へ。戦争の日本との関係を『学べるニュース』のように分かりやすい説明があり、台湾は一穂とうさぎと一緒に台湾観光してる気分になれた。台北には2回行ったけど、まだまだ知らないことだらけで楽しめた。夢とともにラブレターの真相が進む。台湾のうさぎちゃんがごはんを食べるときに手を合わせていて、私はやってないのでハッとした。反省です。感謝の気持ち、忘れてました。2016/10/02

jin

5
もしこの本を読まなければ、台南人の私もかつてこの太平洋戦争の時に起こった出来事も知らなかった、及び飛虎将軍の由来!台南の空ゆかばはノンフィクションとフィクションを織り交ぜたストーリーだけではなく、たっぷり台湾の風味がこもっているし、色々な台湾の特有な文化と食べ物を物語りの進行すると共に読者に紹介している。 だから、これはただ小説を読むばかりではなくですね、台南の案内書として読むと言っても過言ではない。台南が好きな人と台南に興味がある人に対して薦めます。2015/03/20

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