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内容説明
「ヤンタン」から第一線を走り続けて、約230もの創作落語、奇跡の繁昌亭を生んだスター落語家。そのドラマチックな軌跡を関係者の証言で解き明かす。六代桂文枝への長き道。
目次
第1章 便所場の電球―さびしがりやの夢
第2章 サニーへの一本道―深夜ラジオで輝いて
第3章 窓辺のマーガレットの如く―お茶の間という晴舞台
第4章 探し求めたグッ!な落語道―「創作」が僕の世界
第5章 寄席へいらっしゃい―上方落語の未来に遺すもの
終章 不思議ななあ落語家人生―三枝のその先へ、六代文枝襲名
桂三枝創作はなしの世界
著者等紹介
やまだりよこ[ヤマダリヨコ]
演芸ジャーナリスト。神戸市生まれ。関西学院大学卒業。日本経済新聞や夕刊フジ、雑誌「上方芸能」などで演芸評論と記事を執筆。国立文楽劇場短期専門委員。「週刊落maga」編集発行人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワンモアニードユー
2
こうして評伝で読むと「桂三枝」という異能の大落語家が上方にいたことは大きな財産です。 四天王が現在に至るまで屋台骨を支え続けたように思えますが、枝雀、三枝、仁鶴がその後をしっかりと紡いできたのだと気づきます。 しかしその後というとどうなのでしょう。 否定的にはならずに応援はしているのですが。2014/06/09
シマブクロ
0
たしか、ユリイカの立川談志特集だったかに、談志が文枝(当時、三枝)の創作落語を「川の流れ」に喩えたというエピソードが載っていた。まさに、そういう生き方をした文枝という人がわかる一冊。伝統を残すとは、種を残すだけでなく、種が育つ土壌を整備することも事業の一つなのだと教えられます。2021/05/03
Tak
0
再読 未だに文枝と言うより三枝のイメージが強い文枝師匠の軌跡を書いた本です。個人的には米朝師匠のように名を継がず三枝の名前を大きくしてもらいたかったですが若い頃から大スターやなぁって改めて思える本でした2019/06/11