内容説明
林真理子、勝間和代、三枝成彰、茂木健一郎、黒木瞳各氏らが支援する宮城・石巻市立雄勝中学校。強力なリーダーシップとユニークなアイデアで奮闘する“塚”校長の学校再生ドキュメント。
目次
プロローグ 感動を呼んだドイツでの「雄勝復興“輪”太鼓」
1年間を共に乗り越えた雄勝中学校最強スタッフを紹介します
第1章 2011年3月11日、雄勝の町が消えた
第2章 学校再開、雄勝中再生へ
第3章 広がる支援、そして交流の輪
第4章 自立再生への2本の柱
第5章 子どもたちの心に寄り添って
第6章 子どもこそが復興の光
エピローグ…震災1年。いつでも、いつまでも「たくましく生きよ。」
阿部紀子教頭に聞く「佐藤校長と前へ前へ進んだ日々」
あの日の言葉で振り返る「激動の387日」
著者等紹介
佐藤淳一[サトウジュンイチ]
1960年茨城県北茨城市生まれ。宮城県で育つ。山形大学教育学部卒業後、宮城県の中学校教員になる。初任は、1983年仙台市立五橋中学校。宮城教育大学附属中学校教頭、仙台市立西山中学校教頭、仙台市教育委員会主任指導主事を経て、2010年石巻市立雄勝中学校長となる。東日本大震災による津波で雄勝町は壊滅的な被害を受け、学校そして生徒の家々が流され、生徒がばらばらになった。しかし強力なリーダーシップとユニークなアイデアで学校を再生させ、全国から注目を集める。2012年4月より仙台教育局教育センターへ赴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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おこめ
1
雄勝中の震災〜1年間の記録。タイヤの太鼓の演奏、写真で見るだけで迫力が伝わってきます。2012/10/18
motoryou
0
「私は雄勝に、誰もが入学してみたいと思うような小中一貫校をつくりたいと考えている。少人数の学校で、地域の特性を活かしたきめ細やかな教育を9年間じっくりと行う。それこそ、小粒でもキラリと光る教育の雄勝ブランド化になると思うのだ。何もかもなくなってしまったのだから、それぐらいの大胆な発想が必要なのではないかと思ってきた。」159佐藤淳一元校長の言葉。来年度、いよいよ、これを現実化できるよう新しい統合校がスタートします。2017/03/12