内容説明
デヴィッド・ボウイが愛した京都―鋤田正義がとらえた過去と現在のフォト・ストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
211
4月に京都で開催された写真展は、コロナの影響もあって、残念ながら足を運ぶことができませんでした。そこで、この本を手に取ってみました。うわ~っ、カッコいいデヴィッド・ボウイがそこにいます! しかも、とてもプライベートな感じで、素の姿を見せてくれてます。京都の古川町商店街で買い物し、阪急電車に乗り込む姿が、とってもいとおしい。ファンは四条烏丸の地下道を走りたくなりますよ🏃♂️🏃♀️2021/07/24
井月 奎(いづき けい)
39
「言葉はコミュニケーションにおける最も不明瞭なものだ」ボウイの言葉です。 ですから彼は様々な表現でメッセージを発信します。自らを被写体にしたスチール写真もです。 鋤田正義が「時」と「京都」という要素を加えると同時に枠を作り、ボウイを回想する写真展の図録である本書を見ると、鋤田正義のメッセージとともにデヴィッド・ボウイが、亡くなったはずの彼のメッセージが伝わってくるのです。 「時」は残酷なのですが、「時」があるからこそ命に意味や価値があるのだと思います。2021/05/03
ケイトKATE
22
鋤田正義は、デヴィッド・ボウイの魅力を最も引き出した写真家である。特に、京都で撮影された写真は本当に最高である。どの写真も、ボウイが京都の街に溶け込んでいて繰り返し見てしまう。この写真集には、ボウイの写真と一緒に現在の京都の写真も載っていて、私もボウイが亡くなった翌年2017年に京都を訪れ、ボウイが行った場所を訪ねたことを思い出した。また、京都へ行きたくなった。2021/05/24