出版社内容情報
「トロン温浴」(アルファ線温浴療法)によって、末期がんの患者さんの病状が著しく改善し、がんと共存しているケースが多数、確認されている。
トロンとは人工的に作られた放射能泉で、その半減期は約55秒であり、人体への悪影響はほぼない。そして、トロンが放出するアルファ線によるホルミシス効果で、免疫状態が劇的に改善するのだ。
新型コロナウイルスが猛威を振るうさなかに惜しまれつつ閉館した、がんサバイバーたちの聖地、「花巻トロン」というトロン温浴施設で、がんを克服した数多くの例を見てきた緩和ケアの医師が、トロンによる「アルファ線温浴療法」のがんに対する効果とその実例、さらにその可能性を解説する。
発売:ワニブックス 発行:ワニ・プラス
【目次】
内容説明
ステージ4、医師から余命宣告を受けた4人は、「トロン温浴療法」でがんと共存する道を選んだ!緩和ケア医が目の当たりにした「奇跡」、その機序を解説。
目次
第1章 上村義行さんの物語 悪性リンパ腫が再発、余命1ヶ月からの生還 病名:ALK陰性未分化大細胞型リンパ腫(再発) 発症時の年齢:49歳
第2章 トロン研究家・山本幸司さんの物語 トロン温浴療法に導かれた人生
第3章 希望の光、トロンとは何か?
第4章 3歳までの命と宣告されたSくんの物語―家庭用トロン発生装置の誕生 病名:卵巣上皮型精巣腫瘍・腹膜播種 発症時の年齢:1歳10ヶ月
第5章 石田めぐみさんの物語 乳がんステージ4、一度は諦めた人生だったけれど 病名:乳がん(骨転移、腹膜播種) 発症時の年齢:53歳
第6章 藤原昌隆さんの物語 5年生存率10%、ステージ4の胸腺がんと共存して 病名:胸腺がん 発症時の年齢:45歳
第7章 トロン手足浴の可能性 ―茗荷谷「水素吸入サロンnature」・盛岡「手足温浴トロンプラス」のお客さんの声
第8章 トロン温浴療法がもたらす未来
著者等紹介
藤井祐次[フジイユウジ]
医師、盛岡友愛病院呼吸器外科部長、緩和ケア病棟医長。1963年、岩手県盛岡市生まれ。1988年、岩手医科大学医学部卒業。岩手医科大学付属病院第3外科、国立療養所中野病院(1993年 国立病院医療センターに統合)など複数の病院で外科、呼吸器外科を研修。1996年から岩手医大付属病院で呼吸器外科の診療、手術を担当。1999年から盛岡友愛病院常勤医として呼吸器外科手術、肺がん、乳がんの抗がん剤治療に従事するほか、複数の病院で肺がんの手術を担当。2014年、盛岡友愛病院に緩和ケア病棟が開設され、現在まで緩和ケア外来、緩和ケア病棟、訪問診療に従事。2025年、NPO法人トロンで未来をつくる会に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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