出版社内容情報
本気の議論が日本を守る
情報(インテリジェンス)で闘え日本
今もっとも注目されている元外交官、前駐オーストラリア特命全権大使、山上信吾氏。
外務省の情報機関・国際情報統括官であった山上氏と、
防衛省情報本部長から、第30代航空幕僚長を務めた外薗健一朗氏。
テロ対策・危機管理のプロとして、日本企業および日本人の「インテリジェンス」
を高めるため危機管理コンサルタントとして日夜活動する丸谷 元人氏。
外務省(官)、自衛隊(軍)そして民間からという全く新しい視点の3者によるインテリジェンス本。
日本人が気づくべきインテリジェンスの価値
「なぜ、拉致問題は未解決のままなのか?」
「なぜ、深?で日本人児童が命を落とさなければならなかったのか?」
「なぜ、日本人ビジネスマンが相次いで拘束されるのか?」
「なぜ、日本製鉄のUSスチール買収は高くついてしまったのか?」
……すべてにインテリジェンスの貧困が関わっている!
今こそ、官民軍一体となって、インテリジェンスリテラシーを上げる!
アメリカにとっての「最も親密な同盟国」は日本でも英国でもない
国際情報統括官組織は外務省の「情報軽視」で誕生した?
警察系のシギント組織「調別」とは?
自衛隊の実力を世界に知らしめた大韓航空機撃墜事件
フランスは自国のスパイを必ず助ける
日本人は今も「英霊」の恩恵を受け続けている
「親日派」の外国人に騙されるな
自衛隊、外務省、警察、公安調査庁、NSC、CIA、FBI、MI6、モサド、
安全保障、イラン爆撃、ドローン急襲、シギント、ヒューミント、ファイブアイズ、
要人警護、サイバーセキリュリティ、北朝鮮、ロシア、中国
【目次】
第一章 日本のインテリジェンスの現在地
役所の論理がインテリジェンスの質を低下させている
他国では当たり前だが日本にはないインテリジェンスの重要機能とは?
インテリジェンスのプロが育たない「人事異動」文化
インテリジェンスはトップエリートの仕事
インテリジェンスは民間企業にとっても死活問題
NHKと日経を唯一の情報源にして危険地域に社員を送る経営者
カスタマーがインテリジェンス音痴という悲劇
「MI6に“殺しのライセンス”はありますか?」
1次情報を持っていないことのリスク
シビアな情報を報告する者は「オオカミ少年」
日本人がインテリジェンスの価値に気づかない理由
迷彩服を着ていると現地情報の収集は難しい
インテリジェンスリテラシーの低さは人の命に直結する問題
戦後教育が日本人のインテリジェンスリテラシーを下げている
装甲車と戦車の違いもわからないメディア
もはや謀略をタブーにする必要はない
警察の影響力が強すぎる日本のインテリジェンス
警察は治安維持と防諜に全力を注ぐべき
まずはスパイ防止法の成立を
第二章 外務省のインテリジェンス
外務省のインテリジェンスの強みと弱み
日本は世界に“親友”はいない。でも“友達”はたくさんいる
アメリカにとっての「最も親密な同盟国」は日本でもイギリスでもない
外務省は情報を上に届けるスピードが早い
インテリジェンスオフィサーと外交官の決定的な違いとは?
国際情報統括官組織は外務省の「情報軽視」で誕生した?
インテリジェンスのプロを育てるキャリアパスがない
オーストラリアで日本の捕鯨への反発が弱まった理由
日本人が知らない捕鯨問題の「裏の顔」とは?
欧米社会から見た日本は「時代遅れ」で「非人道的」?
日本は「異質」が魅力でもある
大使館の情報収集能力は高い?
軍人はスパイに向いていない?
「優秀なスパイ」の3大要件とは?
外務省の地域専門官を活用せよ
空港までの25キロがたどり着けない
国外でも「お役所仕事」をする日本大使館
外務省の「冷たい」組織文化を改めるべき
インテリジェンスの役所は庁舎も重要
第三章 防衛省・自衛隊のインテリジェンス
日本最大の情報機関「情報本部」
警察系のシギント組織「調別」とは?
「宇宙からの目」内閣衛星情報センターの歴代所長は自衛隊出身
情報本部を拡張して国家情報組織にすべき?
日本で生粋の情報将官を誕生させるための取り組みとは?
「アメリカの情報だから間違いない」と妄信する幹部たち
自衛隊の実力を世界に知らしめた大韓航空機撃墜事件
サイバー人材に高給を支払えないのは事務次官に“失礼”だから?
自衛隊のシギントの能力はどれくらい?
もし日本が