知られざる海上保安庁安全保障最前線

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知られざる海上保安庁安全保障最前線

  • 奥島 高弘【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784847073847
  • NDC分類 317.26
  • Cコード C0031

出版社内容情報

正直なところ、海上保安庁という組織の実態はあまり世間に知られていないと思います。
確かに『海猿』『DCU』などの漫画、映画、ドラマ等の人気作品の影響で知名度が上がり、海難救助の仕事をしている組織だということは認知してもらえています。
また、いわゆる尖閣問題をめぐる新聞・テレビの報道等で領海警備の仕事をしている組織だということも多くの国民に知ってもらえていると思います。
 しかし、海上保安庁が実際にどれくらいの予算で、どれくらいの人員がいて、どれくらいの守備範囲の仕事をしているのか、有事の際にはどのような対応をするのか、といった運用の実態についてはほとんど知られていません。
特に最後に挙げた「有事の際にはどのような対応をするのか」については、さまざまな“誤解”をもとにした議論が散見されます。
しかも、安全保障に関心の高い人たちほどそうした“誤解”をしている傾向があるように思われます。
 日本は島国です。
ご存じの通り、日本は、尖閣諸島における中国の領海侵入の問題や、韓国との間の竹島をめぐる問題、ロシアとの間の北方領土問題など、さまざまな問題を抱えています。我が国を取り巻く安全保障環境は年々厳しいものとなっており、日本の周辺海域はつねに紛争の火種を抱えているといっても過言ではありません。
 その最前線で対応しているのが海上保安庁です。
 海上保安庁が“誤解”されたままでは、日本の安全保障をめぐる議論そのものが誤った方向に進んでしまうおそれがあります。
 当然のことながら、それは日本の国益にとってプラスになりません。
海上保安庁にまつわるさまざまな誤解を解いた上で、組織運営の実態を知ってもらい、地に足の着いた国家安全保障の議論をしてもらいたい――それが本書を執筆した大きな動機のひとつです。

内容説明

『海猿』『DCU』だけではわからない、国防の要。今こそ語る海の警察、海上保安庁の任務。

目次

第1章 国民みんなに知ってほしい海保の実態(日本のEEZは日本が勝手に主張しているだけ?;海上保安庁の予算、定員は十分か? ほか)
第2章 海保を軍事機関にするべきか(法執行機関が領海警備を行うメリット;法執行機関の「緩衝機能」とは? ほか)
第3章 海保と自衛隊の連携・協力(なぜ今まで統制要領はつくられなかったのか?;有事の際に海上保安庁は防衛大臣の指揮下で武力を行使する? ほか)
第4章 海上保安分野で世界リードする海保(「自由で開かれたインド太平洋」を具現化してきた海保;国家間の緊張・対立を越えたコーストガードの連携・協力 ほか)
第5章 海保は“絶対”に負けられない(海上保安庁の“敗北”は紛争につながる;ほぼ毎日、接続水域内にいる海警船 ほか)

著者等紹介

奥島高弘[オクシマタカヒロ]
第46代海上保安庁長官。海上保安大学校本科第28期卒業。1959年(昭和34年)7月7日生まれ。北海道出身。北海道小樽桜陽高等学校を経て、1982年(昭和57年)に海上保安大学校を卒業する。海上保安官として警備救難、航行安全等の実務に携わり、政務課政策評価広報室海上保安報道官、根室海上保安部長、第三管区海上保安本部交通部長、警備救難部警備課領海警備対策官、警備救難部管理課長、総務部参事官、第八管区海上保安本部長、警備救難部長などを歴任する。2018年(平成30年)7月31日、海上保安監に就任する。2022年(令和4年)6月28日、海上保安庁長官を退任。現在は、公益財団法人海上保安協会理事長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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to boy

21
知っているようで知らない海上保安庁の役割をわかりやすく書かれていて多くの人に読んで欲しい一冊。自衛隊と異なり軍事組織では無いという所が一番の特徴。武器も相手を破壊する大型のものでなく、相手を捕獲するための最小限のもので充分。その行動原理は法に従い平和的に行動し紛争の一歩手前で解決する事との事。近年の尖閣諸島での専制国家からの脅威に果敢に立ち向かう海保の活動を応援したくなります。2024/03/07

keitakenny

7
大半、随所に出てくる「法執行機関」「海上保安庁法25条 非軍隊」に、今まで腹に据えかねていた外野の声への嫌悪を感じ取れた 海の警察、海の消防、海の救急隊、海の監視官と漠然と捉えていた 間近に迫った台湾有事はもちろん、竹島、北方四島、北朝鮮密輸などなど全て最前線で対処している事に感謝と尊敬しかない 2024/02/11

Nori

6
海保は絶対に負けられないという言葉に強く表されているが、海上保安庁が「法執行機関」であることの矜持を強く感じた。気合と根性で乗り切れなどは、もうあってはならない。2024/02/18

しょうじ

5
日本における海上保安庁とはどのような組織であると定義され、世界に知らしめようとしているのか。海上保安庁法25条に軍事組織ではないと明記し活動する。海洋部での警察活動をする組織だ。違法な活動する者に対し、領海からの退去、行動の制止、逮捕などするための火力や武器は有するが敵を殲滅したり排除するための武力は有さず、海上自衛隊という軍事組織とは一線を画す。過去は海難救助の他には違法操業や密輸の取締まりが主だった組織である。近隣諸国の軍事力向上により力による現状変更が現実味を帯びてしまい海上保安庁も強化されたワケだ2024/03/26

@yuc

5
非軍事の法執行機関という役割、海上保安分野で世界をリードする立場など現場を知るトップ経験者からの話、もっと多くの人に知ってもらわないと!いかに命をかけてプライドをもって活動されているか。自衛隊員も含めもっと給料アップしてあげてほしい。お正月の事故のあとに読んだから、余計に海保の人たちを応援したくなる。広報活動にも力を入れて、国民に活動内容や海保存在意義を認知してもらってください!2024/02/21

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