憂鬱探偵

個数:
電子版価格
¥1,430
  • 電子版あり

憂鬱探偵

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年08月08日 13時21分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 195p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784847072543
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「情熱大陸」出演で話題!
現代ショートショートの旗手、最新作。

月曜日は気分が沈む……
注文した料理がなかなかこない……
スマホの充電がすぐなくなる……

「そんな依頼はおれにまかせ――
ないでほしい。ぜったいに。」

「憂鬱な出来事」の裏にひそむ〝秘密″をイヤイヤ暴く!
どこか冴えない探偵のショートショート。

【収録作品紹介】
足を踏まれる 
「私、電車でよく足を踏まれるんですよ」「お気持ちはお察ししますが、あいにく私は探偵でして……」――気乗りしない依頼のはずが、ある組織の存在が浮き彫りに……。

料理がこない
「自分よりあとに注文した人の料理がいつも先にくる」――どうにかできる問題ではないはずの依頼に困惑するも、陸上のユニフォームを着た若者が暗躍しているのを見つけ……。

ジャンケンでいつも負ける
「完全にたまたまでしょ」――しぶしぶ調査に乗り出した先には、怪しい闇賭博場が。
そこには、あいこにすら一度もならず、すべての相手に勝ちつづける男がいて……

靴下をよくなくす
「とにかく、気をつけるしかないんじゃないか」――そう思われた矢先、「うちの家は昔からやんちゃだからよくなくなります」と、謎すぎるコトバを口にする女性と出会い……

スマホの充電がすぐなくなる
「なんでこんなに減るんだろうって、毎日すごく憂鬱なんです」――どこから突っこんでいいものかと思い悩んだが、ある大学教授のスマホの使い方に愕然とし……

――など、誰にでもある「憂鬱な出来事」の裏側にある秘密を“意外な視点”で暴く。
「情熱大陸」出演で話題の現代ショートショートの旗手による9篇を収録。

内容説明

「お気持ちはお察ししますが、あいにく私は探偵でして…」―気乗りしない依頼のはずが、ある組織の存在を知り…。―『足を踏まれる』どうにかできる問題ではないはずの依頼に困惑するも、ユニフォームを着た若者達がこそこそ暗躍しているのを発見し…。―『なかなか料理がこない』「完全にたまたまだよね」―しぶしぶ調査に乗り出したところ、すべてのジャンケンに勝ちつづける怪しい男がいて…。―『ジャンケンでいつも負ける』「とにかく、気をつけるしかないんじゃないか」―そう思われた矢先、“やんちゃな家”を持つという女性があらわれて…。―『靴下をよくなくす』どこから突っこんでいいものかと思い悩んだが、ヒアリングを重ねるうち、ある大学教授のスマホの使い方に愕然とし…。『スマホの充電がすぐなくなる』

著者等紹介

田丸雅智[タマルマサトモ]
1987年、愛媛県生まれ。東京大学工学部卒、同大学院工学系研究科修了。2011年、『物語のルミナリエ』に「桜」が掲載され作家デビュー。12年、樹立社ショートショートコンテストで「海酒」が最優秀賞受賞。「海酒」は、ピース・又吉直樹氏主演により短編映画化され、カンヌ国際映画祭などで上映された。坊っちゃん文学賞などにおいて審査員長を務め、また、全国各地でショートショートの書き方講座を開催するなど、現代ショートショートの旗手として幅広く活動している。書き方講座の内容は、2020年度から小学四年生の国語教科書(教育出版)に採用。2021年度からは中学一年生の国語教科書(教育出版)に小説作品が掲載。17年には400字作品の投稿サイト「ショートショートガーデン」を立ち上げ、さらなる普及に努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

87
西崎徹、探偵事務所を開業したはいいが依頼人が誰も来ない。来たのは探偵志望の元気はつらつの女性・若菜。若菜の頑張りで事務所に依頼人がやってくるが、これが並の依頼事ではない。足を踏まれる事が多いだの、注文しても料理が後回しになってくるだの、服が他人とよくかぶる、果ては月曜日が憂鬱になるとかそんな事は自分で始末をつけろと言いたくなるような事案ばかり。これは憂鬱にもなるわな。だが、探偵は依頼人を裏切らない。はぁ?ってなるけど笑ってしまう、クセになる面白さ。この発想どこから来るんだ?依頼は憂鬱でも結果は明朗解決。2023/02/26

aquamarine

79
この題名でミステリじゃないのは読友さんたちのレビューで知っていた。表紙絵がやたら不気味だが、実際は少し長めのショート・ショート。よく足を踏まれるのに原因があったり、自分だけなかなか料理がこないという相談が別ベクトルに進んで行ったりと、ミステリとして読み始めていたら当惑していただろう。ショートショートが探偵西崎への依頼という連作の形で進むとというつくりは斬新。斜め上の原因にも驚くがちょっと笑える〆もいい感じ。好みは「保存しないままファイルを閉じる」「ジャンケンでいつも負ける」「スマホの充電がすぐなくなる」。2023/07/30

seacalf

67
足を踏まれる、なかなか料理がこない、ジャンケンでいつも負ける、スマホの充電がすぐなくなる、服が他人とかぶる、月曜日は気分が沈む、などなど日常にひそんでいるちょっとした憂鬱なアレコレを華麗に解決!と思いきや、イヤイヤ渋々と調査に乗り出し、それぞれにぶっ飛んだオモシロ設定があるというショートショートもの。現実的な日常系ミステリと思いきや肩すかし。とはいえ、ネガティヴな事をユニークな想像力で笑いに変える余裕は欲しいところ。今度嫌な事に遭遇したら、この本の真似をして発想力で乗り切ろう。2023/06/14

yukision

60
満員電車で靴を踏まれるとか街中で他人と服がかぶるとか,取るに足らないような日常の憂鬱な出来事に真剣に取り組む探偵。その裏には呆れかえるような理由が見つかるが,ほんわか優しい世界でもあるのがいい。肩の力を抜いてさらっと読める。2023/12/12

sayuri

56
「足を踏まれる」「なかなか料理がこない」「保存しないままファイルを閉じる」「ジャンケンでいつも負ける」「靴下をよくなくす」「スマホの充電がすぐなくなる」「服が他人とかぶる」「パスワードのリセットメールがぜんぜん届かない」「月曜日は気分が沈む」9話収録の短編集。各タイトルを見ただけでその憂鬱さが伝わる。間違っても探偵に依頼しそうもないこれらの案件を憂鬱探偵・西崎と助手の若菜が調査し解決に導いていく。発想の飛ばし方が半端ない。もはや依頼内容を忘れてしまいそうな展開に苦笑。装丁も含めシュールでぶっとんだ作品集。2023/04/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20638342
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品