出版社内容情報
足りないものを嘆かず、あるもので生きていく。東京パラ車いすバスケ銀メダリスト・鳥海連志が伝えたい、「人と異なる」ことの重要性。
東京2020パラリンピック車いすバスケットボールでMVPを獲得した日本代表のスピードスター・鳥海連志が、過去の自分、現在の自分と向き合い、ありのままをつづる。
『長崎県長崎市で僕は生まれた。世間でいう「障がい者」として。ただひとつ言っておくと、障がい者として生まれてきても幸せだ。」(「はじめに」から抜粋)
『幼少期から今も、そしてこれからも、僕の五体満足は「この体と心」なのだ。』(同)
この言葉に鳥海が言いたいことのすべてが詰まっている。
障がい者としてでなく、一人のアスリートとして、一人の人間として、「友達と遊びたい」「体を目一杯に動かしたい」「バスケットがしたい」--自分が興味をもつ方向に向かって生きてきた鳥海連志。22年間という、決して長くはないけれど、誰よりも濃い人生を送ってきた鳥海が語る言葉の数々は、これからも長い人生を生きるわれわれにとって、ちょっとしたヒントとなるかもしれません。
内容説明
今の自分が五体満足。「ただ感動したいという人には、この本をお勧めしません」(本人談)足りないものを嘆かず、あるもので生きていく。
目次
1章 自分を整える(常識にとらわれない;工夫すればなんでもできる ほか)
2章 俯瞰力を身につける(感情的にならない;自分を客観視する ほか)
3章 夢を実現する習慣(目標を設定する;時間をかけてでも弱みを克服する ほか)
4章 組織・チームでのあり方(目的を果たすためのコミュニケーション;互いに理解し合う ほか)
5章 未来を見据える(託されたメッセージ;車いすバスケをメジャースポーツに ほか)
著者等紹介
鳥海連志[チョウカイレンシ]
1999年2月2日生まれ。長崎県出身。(株)WOWOW所属。パラ神奈川スポーツクラブ在籍。車いすバスケットボール男子日本代表。ポジションはポイントガード。生まれつき両手足に障がいがあり、脛(けい)骨が欠損していた両下肢を3歳で切断。中学1年生のときに学校関係者に誘われたことがきっかけで、2011年に佐世保WBCで車いすバスケットボールを始めると、すぐに九州地方で頭角を現す。2015年に、三菱電機2015IWBFアジアオセアニアチャンピオンシップ(千葉)に出場すると、日本代表に定着。その後、17歳でパラリンピック2016年リオ大会に出場。2021年東京大会では、大会MVPに選出される大活躍で、チームを大会史上初の銀メダルに導いた。テレビや新聞、雑誌への出演も多く、車いすバスケットボールの普及活動も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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