出版社内容情報
俳句を知らない人も、楽しめる!
好評だった前作『寝る前に読む一句、二句。』に続く、
第2弾のテーマは「食卓」。
『プレバト!!』の俳句コーナーで大人気の
夏井いつきさんが、古今の名句をセレクトし、
実妹である俳人、ローゼン千津さんと歯に衣着せぬ姉妹トークを展開します。
肉ダネがぱんぱんに詰まってはち切れそうな「夏井家特製肉餃子」や、
夫ケンコーさんが作ってくれる、ほくほくの「ニンニク丸揚げ」など、
夏井さんの日常を彩る好物や、
スイスの五つ星ホテルがサーブする「完璧な果物」、
NY・マンハッタンのセンチュリークラブの「ドーバーソール」等、
妹ローゼンさんが体験した、めくるめく美食・珍食の数々など
読むほどにお腹がすくエピソード。
そして、
夏井家のおふくろの味、「味のしない弁当」の由来や、
晩年の父と過ごした年の暮れ、「ニシン蕎麦」の思い出など、
忘れがたい、家族の食卓と味の記憶。
愉快な食の話は、いつしか人生観の核心へ。
俳人姉妹が、全25句、腹一杯語り尽くします。
その他、夏井さんが食をテーマに書き下ろしたコラムも収録。
胃袋から元気になれる、味わい深い一冊です。
内容説明
食べ物のことを考えてる時間って、なんだか幸せ。胃袋から元気になれる!読むほどにお腹がすく「食と俳句」。俳人姉妹が腹一杯、語り合う「おいしい」対談。
目次
第1章 日常の食卓(蒜をみぢんに打つて梅雨一家(鳥居美智子)
乾鮭と並ぶや壁の棕櫚箒(夏目漱石) ほか)
第2章 旅の食卓(避暑にあり温泉卵攻めにあふ(大石悦子)
箸楽ししよつつる鍋の貝ふらふら(阿波野青畝) ほか)
第3章 大勢で囲む食卓(蕗そらまめ花見〓笥にみどり添ふ(大野林火)
ざつくりと割れたるものを闇汁に(岸本尚毅) ほか)
第4章 祝いの食卓(麗らかな朝の焼麺麭はづかしく(日野草城)
寒紅やそのカクテルを私にも(星野椿) ほか)
第5章 思い出の食卓(暗き湖より獲し公魚の夢無數(藤田湘子)
衣被生き方はもう変へられぬ(長谷川せつ子) ほか)
著者等紹介
夏井いつき[ナツイイツキ]
昭和32年生まれ。8年間の中学校国語教諭の後、俳人へ転身。「第8回俳壇賞」受賞。俳句集団「いつき組」組長。創作活動に加えて、俳句の授業「句会ライブ」や講演活動、「俳句甲子園」の創設にも携わるなど、30年以上「俳句の種蒔き」運動を続ける。TBS系「プレバト!!」俳句コーナー出演など、テレビやラジオでも活躍。YouTube「夏井いつき俳句チャンネル」も開設し俳句の普及に邁進している。2015年より俳都松山大使。松山市公式俳句サイト「俳句ポスト365」他、各種媒体で俳句欄の選者を務める
ローゼン千津[ローゼンチズ]
(株)夏井&カンパニーライター。俳号朗善千津。いつき組組員。藍生俳句会会員。藍生新人賞。初代「松山はいくガイド」メンバー。チャイコフスキー国際音楽コンクール金メダルチェリストの夫ナサニエル・ローゼンの付き人。姉は俳人の夏井いつき(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しんごろ
yumiha
Mimi Ichinohe
貧家ピー
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