出版社内容情報
フジテレビ系『ワイドナショー』、TBS系『林先生の初耳学!』などの番組で話題沸騰中!
TV出演の度にそのコメントがネットニュースで大きく取り上げられる
元暴走族のイケメン落語家が、破天荒で刺激的な自らの半生を語る一冊です。
・県代表レベルの実力を持っていたサッカーでの挫折
・高校はたった1日で退学
・バイクで警察と対決する日々
など、「どうしようもない名古屋の悪ガキ」がなぜ落語界に飛び込み
真打になるまでの修行に耐えることができたのか、すべて包み隠さず大公開します!!
内容説明
自分でもどうしようもない、腹の底からほとばしる激情に支配され、夜な夜な爆走を繰り返した。思い出すだけでも背筋が凍る。この当時は狂っていたとしか思えない。いや、間違いなく狂っていた。忖度なしの危ない自叙伝。
目次
枕
雪とケッタマシーン
それていくサッカーボール
夜光虫
赤レンガ
落花生を目で噛む
重石
初心
サゲ
著者等紹介
瀧川鯉斗[タキガワコイト]
落語家。1984年1月25日、愛知県名古屋市出身。15歳ごろから数年間暴走族として過ごし、2002年上京。アルバイト先で後の師匠・瀧川鯉昇の独演会が開催されたことをきっかけに落語の魅力に取りつかれ、その場で入門を決意。2019年5月、「令和初」の真打となる。テレビやファッション誌など、高座以外の場でも幅広く活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
103
子供の頃から読書が好き。落語も学校の図書室の全集を読んでました。でも寄席は一回しか行ったことないし、テレビとかでもほとんど見たことがないんです。。だけど、この本はジャケ買いw 全体としてはファンが読むといいのかな?という感じ。ただ、冬の札幌の凍った川に穴を2つ開けて、泳いだという話に衝撃を受けて、真打ちになってかけた「紺屋高尾」にちょっと感度。読み終わってすぐにYouTubeで立川談志さんの紺屋高尾を観ました。(瀧川鯉斗さんのは見つけられなかったんです。ごめんなさい)2021/05/10
宇宙猫
20
★★★ ヤンチャな幼少期から真打に至る現在までの自叙伝。読み易いし、勝手をしてきた自分を 見捨てずに育ててくれた恩人に感謝という色合いが強いので、気持ちよく読める。暴走族の世界や落語家の弟子のお金事情などが垣間見えて面白かった。2021/12/04
じゅん
15
魅力ある人物に映ったので読んでみたけど、内容は可もなく不可もなくかな。バイト先のオーナーや忙しい合間を縫って、時間を作って、根気よく向き合ってくれた師匠、そして周りの人たちに支えられて成長していった彼の寄席は観てみたくなりました。夜光虫たちは、彼らなりの美学に基づいた掟があって、先輩への敬語、挨拶は絶対。時間厳守。“落花生を目で噛め“と言われたら落花生の近くで目をパチパチして”はい“と返事し、それから”やっぱりできませんでした“と続ける。練習と本番、本番と練習の繰り返しの中で試行錯誤しながら直していく。2021/09/15
qoop
4
元暴走族総長の経歴は異色に感じるが、広く芸能人の過去としてはそこまで珍しくないと思える(…いや、さすがに総長は珍しいだろうな)。目立つ存在・職業への親和性として理解し易い。落語家で異色と感じるのは長いこと落語家が目立つ存在ではなかったからだろう。落語に目をつけた著者の渋さが際立つが、著者の目の確かさと師匠・鯉昇の芸の確かさがうまくマッチングしたんだな、と納得しつつ読んだ。業界と著者の上り調子が合致した感もあり、そのハマり具合も評価すべき点か。2021/03/20
椎茸えのき
1
元暴走族の総長という肩書を持つ落語家さん。初見はこの異色さとイケメンな顔立ちがなかなかミスマッチで、しっくりこない感じでしたが、読了後は食わず嫌いでなく一度この方の落語を聞いてみたい気持ちになりました。2021/05/15