出版社内容情報
2015年のラグビーワールドカップで日本代表を率い3勝をあげ、
記憶に新しい昨年のワールドカップ日本大会ではイングランド代表を率いて準優勝。
世界的名将エディー・ジョーンズはなぜ勝てるのか?「プレッシャーの力」をキーワードにその秘密を紐解く。
選手へのプレッシャー。
日本代表時代は早朝5時スタートからの練習も辞さず、肉体的・精神的に強いプレッシャーをかけ鍛え上げた。
そのハードワークが「スポーツ史上最大の大番狂わせ」と呼ばれた南アフリカ代表撃破に結実した。
対戦相手へのプレッシャー。
口撃、パフォーマンス……勝つためにあらゆるプレッシャーをかけるのがエディー流。
印象的なのが昨年のワールドカップでニュージーランド代表「オールブラックス」戦。
“ハカ”に対抗して、V字型の陣形で取り囲む奇策を打ち、心理面から絶対的王者を揺さぶった。
自分自身へのプレッシャー。
エディー自身選手として指導者として人一倍挫折を味わってきた。プレッシャーに押しつぶされた過去もあった。
しかし成功願望を持ち続け、常に苦しい道を選びここまでやってきた。
プレッシャーを避けるな。力にしろ。自分の内なる声に耳をすませよ。
エディーからのメッセージを全ての「勝ちたい」と願う読者に捧げる。
内容説明
オーストラリア、日本、イングランド―各国代表を率いて100勝達成ラグビー名将が伝える、苦しみを力に変える方法。
目次
1章 適切なプレッシャーをかけチームをこう強くした(「ハードワーク」が圧倒的結果を生み出す;鍛える相手を理解する ほか)
2章 勝つために相手にはあらゆる手を使ってプレッシャーをかける(選手時代からしていた心理的揺さぶり;メディアを使って考えを植え込む ほか)
3章 私自身はプレッシャーとどう向き合ってきたか(エスニックマイノリティというプレッシャー;「小さい」というプレッシャー ほか)
4章 プレッシャーに悩む人へ(プレッシャーに勝つには、準備が9割;全ての成功は失敗から始まる ほか)
Q&A(企画職です。「売れるものを作れ」というプレッシャーがあります。どう向き合えば?;仕事や私生活で、周囲の人が自分をどう思っているかを考えて、プレッシャーを感じることがあります。どうすればいいですか? ほか)
著者等紹介
ジョーンズ,エディー[ジョーンズ,エディー] [Jones,Eddie]
1960年生。オーストラリア人の父と日本人の母を持つ。ラグビー選手として現役時代はニューサウスウェールズ代表として活躍。シドニー大学を卒業後、体育教師、校長を務めた。1996年プロコーチとしてのキャリアを日本でスタート。2001年オーストラリア代表のヘッドコーチに就任し、同代表を率い自国開催のラグビーワールドカップ2003で準優勝。2007年には南アフリカ代表のテクニカルアドバイザーとして、ラグビーワールドカップ2007優勝に貢献。2012年に日本代表ヘッドコーチ就任。ラグビーワールドカップ2015では優勝候補の南アフリカ代表を初戦で撃破するなど3勝をもたらす。 2015年11月にラグビーの母国・イングランド代表のヘッドコーチに外国人として初めて就任。就任後世界記録タイとなるテストマッチ18連勝を達成。2017年ワールドラグビー最優秀ヘッドコーチ選出。 日本で開催されたラグビーワールドカップ2019では準決勝で優勝候補のニュージーランド代表「オールブラックス」に完勝。決勝で惜しくも南アフリカ代表に敗れるも、準優勝を果たす。テストマッチ通算158戦108勝47敗3分(2020年10月末時点)。世界で最も多くの勝利を知るヘッドコーチ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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