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出版社内容情報
コロナ禍が収束し、各地に観光客が戻ってきたことで
再び表面化しているオーバーツーリズム問題。
・市民が市バスに乗れない京都
・登山道に行列ができる富士山
・違法駐車とサンゴ劣化に悩まされる沖縄
・「行列店」が増えすぎている東京
……など、自然環境や地域住民の生活が
脅かされる事態が多発しています。
今後も旅の楽しみ、喜びを守るためにはどうすればよいのか、
ユネスコ本部で在外研究を行い、多数の論文を執筆している気鋭の研究者が
国内外の豊富な事例とともに解説します。
内容説明
インバウンドV字回復。しかし…混みすぎ!!予防と対策、改善成功例まで、サスティナブルツーリズム研究の専門家が徹底解説。オーバーツーリズムを防ぐために私たちが上手に立ち回る方法も指南します。
目次
第1章 増える観光客、壊される自然、迷惑する地域(観光産業は黒字産業・成長産業である;アイスランドから提起された新たな造語 ほか)
第2章 殺到する観光客をどうコントロールするか?―理論編(規制的手法―確実だが、コストがかかる?;日本が世界に誇る「パーク&ライド」 ほか)
第3章 殺到する観光客をどうコントロールするか?―事例編(スティーブ・ジョブズも愛した京都・苔寺の戦略;ブルーノ・タウトが絶賛した桂離宮 ほか)
第4章 世界ではどのように観光客をコントロールしているのか?(パラオ―1万5000円を支払い、宣誓しなければ入国できない;入域料も1万5000円!? ほか)
第5章 地域や自然を壊さないために、私たちにできること(ずらす1 閑散期を狙う;ずらす2 朝晩を狙う ほか)
著者等紹介
田中俊徳[タナカトシノリ]
九州大学アジア・オセアニア研究教育機構准教授。1983年鹿児島県出身。京都大学大学院修了(博士/地球環境学)。ユネスコ本部世界遺産センター及びユネスコ日本政府代表部にて在外研究。北海道大学大学院法学研究科特任助教、東京大学大学院新領域創成科学研究科准教授等を経て、2021年4月より現職。専門は、環境政策・ガバナンス論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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