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出版社内容情報
毛内 拡[モウナイ ヒロム]
著・文・その他
内容説明
せっかくアイディアが閃いてもお金がない。周囲から「いつまで遊んでいるんだ?」と心配され、上司からは「来年の職はどうなるかわからない」と言われ泣きながら帰る…チヤホヤされると思っていたのに、現実は厳しい(涙)講談社科学出版賞を受賞した注目の脳研究者が、リアルな現場を大公開!
目次
第1章 ある脳研究者の脳の中(研究者ってどんなイメージ?;研究者のお仕事 ほか)
第2章 脳の研究手法(そもそも脳ってなに?;脳の解剖 ほか)
第3章 脳研究の現場の事情(研究者になるための道のり;大学と大学院の研究の違い ほか)
第4章 みなさんが脳研究に関わる方法(研究は研究者だけのもの?;在野研究者という在り方 ほか)
著者等紹介
毛内拡[モウナイヒロム]
1984年、北海道函館市生まれ。2008年、東京薬科大学生命科学部卒業。2013年、東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程修了。博士(理学)。日本学術振興会特別研究員、理化学研究所脳科学総合研究センター研究員を経て、2018年よりお茶の水女子大学基幹研究院自然科学系助教。生体組織機能学研究室を主宰。脳をこよなく愛する有志が集まり脳に関する本を輪読する会「いんすぴ!ゼミ」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ときわ
7
脳の中、というより今の研究者が置かれている立場を解説した本だ。一応知ってたけど表紙にもある「売れないバンドマンと根っこは同じ」という表現にほんとにそうだよね!と共感した。あの山中教授もそんなことを言ってたけど、日本の理系研究の未来は暗いね~。短期で利益になる結果が出るものにしかお金を出さないと、結局はジリ貧。今ノーベル賞受賞の対象になっているものは、過去の遺産だもの。身も蓋もないことを散々書いて「皆さんもぜひ」と研究の世界に誘ってもあまり説得力は感じないが、それでも研究したい人が研究者になるのだろう。2023/01/19
星辺気楽
1
現代科学の経営術。 2022/12/24