ワニブックスPLUS新書<br> 男がつらい!―資本主義社会の「弱者男性」論

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ワニブックスPLUS新書
男がつらい!―資本主義社会の「弱者男性」論

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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784847066771
  • NDC分類 367
  • Cコード C0236

出版社内容情報

冴えない、裕福でもない、特別な才能もない
平凡な人生を幸福に生きていく――

男たちの新しい生き方のモデルを提示する意欲作
〝男らしさの呪縛″から解放されよう!

現在の男性たちには、案外、
低く鈍く冴えない人生を幸福に生きていくというモデルが
あまりないのではないか?
極端にマッチョな「男らしさ」だったり、
家父長制度的な意味での父親像だったり、
自己啓発的に勝ち抜けるような男性像だったり、
リベラルでスマートすぎる男性像だったり……
そのような「男」の人生のモデルはあるけれども、
それ以外にもいろんな選択肢や「物語」があってもいい。

「ぼくたちもだらだら、まったり楽しんでいい!」

(内容[一部])
●多数派男性の中の「弱者」たち
●「男性特権」が糾弾される
●男性たちはなぜ不幸なのか
●被害者意識のダークサイドに堕ちないために
●統計にみる日本の男女格差
●男たちのタテマエ、ホンネ、本心
●「すみっコ」としてのおじさんたち
●男たちにもセルフケアが必要だ など

内容説明

冴えない、裕福でもない、特別な才能もない平凡な人生をそこそこ幸福に生きていく。新しい生き方のモデルとは―男らしさの呪縛から解放されよう。ぼくたちもだらだら、まったり楽しんでいい。生きづらい世の中への叫びと救いの書。

目次

第1章 弱者男性たちが置き去りにされていく(映画『ジョーカー』が映す弱者男性の人生;弱者男性は誰と戦うべきなのか? ほか)
第2章 中高年男性にとって孤独とは何か(統計にみる日本の男女格差;男性特権にもかかわらず、男性たちはなぜ不幸なのか ほか)
第3章 弱者男性たちの怒りと叫び(インセル(非モテ)とは何ものか
「ダークヒーロー」としてのインセル ほか)
第4章 男たちは正しく傷つけるのか―濱口竜介・村上春樹・チェーホフ(正しく傷つくとはどういうことか?;男たちにもセルフケアが必要だ ほか)
第5章 このつまらない生のために

著者等紹介

杉田俊介[スギタシュンスケ]
1975年生まれ。批評家。自らのフリーター経験をもとに『フリーターにとって「自由」とは何か』(人文書院)を刊行するなど、ロスジェネ論壇に関わった。『対抗言論』編集委員、「すばるクリティーク賞」選考委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふみあき

34
著者の本は初めて。「まえがき」を読んだ時点で、妙に情緒的な語り口に若干引いてしまったし、そもそも私には「いわゆる男性学って所詮、フェミニズムのはしためでは?」という偏見があって、本書に対して虚心坦懐じゃなかったかもしれない。著者は弱者男性たちに向けて、生のつらさが尊厳につながると説いているが、私には単なる言葉遊びとしか思えなかった。「金融資本主義の暴力」という言葉を使ったり、令和テロと昭和維新を比較したりして、結局のところインセルたちを政治的行動に駆り立てたいのだろうか?2022/10/22

katoyann

32
弱者男性が資本主義社会を生き抜いていくための発想の転換方法について考察したエッセイ。現代思想の基本をパラフレーズしながら、インセル(非本意的禁欲主義=非モテ)と呼ばれる男性が他者に誤った恨みを抱かないように生きていくための処方箋を綴っている。結論は、承認欲求抜きに「ただ生きる」ことを肯定するという提案になっている。ただ、結論と各種分析が微妙に噛み合っていないような気がする。例えば、非モテに付随するのは経済格差の問題であり、システムの問題に怒りを表明せよ、と言いつつ、結局、心のありように帰着するのはなぜ?2023/01/03

ゆう

15
駄本。さっさと現実と正対して、「正しく傷つく」でも何でもしたらいいだろう。弱者男性とはつまり、そういうことができない人なのであって、そういう当事者に何を語らせても毒にも薬にもならないということを知った。2024/06/03

awe

10
批評家杉田俊介の弱者男性論シリーズ最新作。前作はフェミニズムベースの教条主義的かつ過度に理念的な議論が多いように感じられ、個人的には食傷気味であったが、本作を読んで驚いた。これまでの2冊とは一線を画す、かなり踏み込んだ内容となっていたから。驚いた点は大別して3点。1点目は、「弱者男性」といった言葉を、当事者が引き受け、かれらが積極的に定義し呈示していくべきアイデンティティとしていること。フェミニズムのお決まりのテーゼは、弱者男性という言葉で当事者がアイデンティティ・ポリティクスを行うことは、男性の女性への2022/11/19

 本の紙魚

6
男性論の中では割合フラットな書き方をしているが、いかんせん文章に弱さを感じずにはいられない。それでも普通の弱い男性たちの新たな生き方と考え方を模索する姿勢には好感が持てる。藤森かよこ氏の「馬鹿ブス貧乏」男版を誰か書いてくれないかな。タイトルは「非正規非モテでコミュ障な俺たちのための本」なんてどうだろう。まだまだ研究の少ない男性論だがいずれきちんと研究されるようになって欲しい。未だに日本社会は過剰に「男」であることを求める。弱さを認めることは負けではないと思えれば、各自の生きづらさが少しは解消されるだろう。2024/03/24

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