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内容説明
東日本大震災後の円相場急騰を受けて叫ばれる「円高不況」論は本当か?マーケットを知り尽くした元日銀外為チーフディーラーにして現在、大学で教鞭を取る著者が、「そもそも景気長期低迷の日本の円がなぜ高いか?」などの入門編から、これまでベールに包まれてきた政府・日銀による市場介入の実際、今後の展望まで、円高報道の誤解を丁寧に解きほぐしながら市場の真相へ導く。山形県知事時代に財政再建・健全化を実現した経験・実績から地方の中小・零細企業について講じる「超円高時代の地方の生き残り方」も必読。
目次
第1章 なぜ円高の波は止まらないのか?―円相場変動のカラクリを知る
第2章 円高は「善」か、「悪」か?―マスコミに植えつけられた誤解を解く
第3章 日本銀行は円相場を操ることができるのか?―元外為チーフディーラーが教える日銀の役割とその実態
第4章 円高に潰される前に、地方よ、自立せよ!―超円高時代の地方の生き残り方
第5章 財政破綻の不安を抱える日本をこう生きる!―円高を受け入れ、チャンスと捉える思考法
著者等紹介
齋藤弘[サイトウヒロシ]
1957年山形県生まれ。81年東京外大卒、89年ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究大学院(SAIS)修了。日本銀行入行後、86~90年国際通貨基金(IMF)を経て、外為チーフディーラーとして政府・日銀による市場介入を陣頭指揮。その後、モンゴル外為市場創設向け知的技術支援、BISバーゼル銀行監督委員会、東南アジア・オセアニア中央銀行役員会議等国内外を奔走。99年預金保険機構にて特別公的管理銀行(旧長銀・日債銀)の破綻処理実務統括者として金融危機に対処(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Naota_t
ピラックマ
mosak15
Uたロー