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出版社内容情報
戦後日本の抱える問題の原因のほとんどすべては、日本国憲法第九条に収斂されていくのではないだろうか。
今回のロシアによる武力侵攻に対し、ウクライナ国民は子々孫々の世代が自分たちと同じ「自由」を謳歌できるために戦っている。国民の生命と財産、領土と領海と領空を守ることこそ国防だが、もっとも大切なのは「独立」だ。敵国の要求を?めば戦禍は免れるが、それは本当に自国の歴史や国柄にとっていいことなのだろうか? ウクライナの人たちはそういう思いから銃をとって戦い、世界中から称賛されている。ひるがえって我が国は、憲法九条や非核三原則に寄りかかることで「日本は大丈夫」という――冷静に考えれば何の根拠もない――安心のなかに戦後を過ごしてきた。憲法九条によって国民の生存を他国に委ねた日本と、のちに破棄されたブタペスト覚書によって核兵器を放棄したウクライナは相似形にある。今こそ、私たちは憲法九条の平和幻想から脱却し、事実に基づいた歴史に学ばなければならない。本書により一人でも多くの方が〈九条という病〉から回復できることを心より願っている。
発行:ワニ・プラス
発売:ワニブックス
目次
序章 戦後日本の宿痾
第1章 ウクライナ戦争がパンドラの匣を開けた
第2章 改めて安全保障について考える
第3章 核武装議論忌避こそガラパゴス
第4章 憲法第九条という病巣
第5章 改めて憲法、そして日本国憲法について考える
おわりに 憲法改正のみが日本を救う―本書の「おわりに」は「はじまり」である
著者等紹介
西村幸祐[ニシムラコウユウ]
批評家。昭和27年東京生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科在学中より「三田文学」編集担当。音楽ディレクター、コピーライター等を経て1980年代後半からF1やサッカーを取材、執筆活動を開始。2002年日韓共催W杯を契機に歴史認識や拉致問題、安全保障やメディア論を展開。「表現者」編集委員を務め「撃論ムック」「ジャパニズム」を創刊し編集長を歴任。(一社)アジア自由民主連帯協議会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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