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出版社内容情報
「父は認知症、母は危篤」という大ピンチに、著者は「すぐにお金が必要なのに父親の銀行口座のお金が下ろせない」というさらなるピンチに陥る。その後「定期預金が解約できない」「遺産相続ができない」「施設の契約もできないかも」といった不安から、勧められるまま「成年後見制度」を利用することとなる。しかし、その後押し寄せてきたのは、煩雑な手続きと、思いもかけない出費、理不尽なルールの山だった! 「後見制度なんか使うんじゃなかった!」と思ってもあとの祭り。著者の「大きな後悔」から取材が始まった。
内容紹介
●成年後見人を立てるとこんな悲劇が!
子供が親の成年後見人になれるとは限らない
弁護士や司法書士が後見人になると年間20万円はかかる
「いらない」と言ってもついてくる「監督人」
父といっしょの食事代さえ認められない
相続放棄も、相続税対策もできません!
日本の後見制度は不備だらけ
●これだけ知っておけば後見人なんかいらない
緊急時の口座引き出しができないわけではない
認知症だからといって署名さえできないとは限らない
介護保険の申請、施設の入所契約は家族でもできる
キャッシュカードの暗証番号は冗談っぽく聞いておこう
相続は親が元気なうちに遺言状を!
買い物などの契約解除は「クーリングオフ」を使え
定期預金と銀行の貸金庫はなるべく早く解約を
●その他の項目
どうしても後見人が必要なとき
遺言状の作り方
注目される市民後見人
家族信託とは
任意後見制度とは
不動産売却はどうなるか
など
内容説明
父の成年後見人になった僕につぎつぎ悲劇が襲ってきた!成年後見人を立てる前に知っておくべきこと。
目次
第1章 「成年後見人」って何なんだ?(判断能力が衰えた人を支援する「成年後見制度」;成年後見人が「できること」 ほか)
第2章 成年後見人になると、悲劇が始まった!(「いらない」と思っても付けられる「監督人」;「監督人」の報酬がなんと年間24万円 ほか)
第3章 問題だらけの成年後見制度(専門職後見人が付くと「父との旅行」にも「お伺い」が必要になる;裁判所は弁護士や司法書士の「人間性」などチェックしていない ほか)
第4章 成年後見人を付けなくても何とかなる!(「家族は親の口座からお金を下ろせない」とは限らない;ネットを検索すると「下ろせない」のオンパレード ほか)
第5章 本当に成年後見制度が必要なとき(おひとりさま老人を救う成年後見制度;頼る親族のいない「独り身世帯」が増えている ほか)
著者等紹介
永峰英太郎[ナガミネエイタロウ]
1969年東京都生まれ。明治大学政治経済学部卒。業界紙・夕刊紙記者、出版社勤務を経て、フリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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