- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > 教養
- > ワニブックスPLUS新書
出版社内容情報
日下氏が提唱してきた優位戦思考という観点から、大東亜戦争における日本の「失敗の本質」を探る。日下公人氏と元「正論」編集長にして気鋭の論客、上島嘉郎氏との白熱の対談である、『優位戦思考に学ぶ 大東亜戦争「失敗の本質」』(2015年 PHP研究所)を新書化。自らが優位に立てるフィールド、状況、計画を構築したうえで戦いに臨むべきとする、日下氏の優位戦思考というアプローチから、なぜ日本は、戦争目的を果たしたうえで、優位な状況のなか、講和を勝ち取ることが出来なかったのかを考える。その失敗の教訓は、まさに今、グローバル社会での企業の戦略、私たちの生き方に必須のものである。
目次
第1章 大東亜戦争は「愚かで」「無謀な」戦争だったのか
第2章 「戦争目的」「戦争設計」を日本の勝ち戦から学ぶ
第3章 日本外交「失敗の本質」
第4章 満州事変以後の「イフ」を思考する
第5章 日本は何のために戦い、何を得ようとしたのか
第6章 優位戦思考があれば日本は勝てた
第7章 未来は過去からやってくる
著者等紹介
日下公人[クサカキミンド]
評論家。日本財団特別顧問。三谷産業株式会社監査役。日本ラッド株式会社監査役。多摩大学名誉教授。1930年、兵庫県生まれ。東京大学経済学部卒業。日本長期信用銀行取締役、ソフト化経済センター理事長、東京財団会長などを歴任。ソフト化・サービス化の時代をいち早く先見し、日本経済の名ナビゲーターとして活躍する。著書多数
上島嘉郎[カミジマヨシロウ]
ジャーナリスト。1958年、長野県生まれ。愛媛県立松山南高等学校卒業。フリーランスを経て、91年に産経新聞社入社。サンケイスポーツ編集局整理部を経て95年に退社。『月刊日本』創刊編集長を務める。98年、産経新聞社に復帰。以後、雑誌『正論』編集部、2005年に『別冊正論』編集長、06年11月に『月刊正論』編集長に就任。10年9月まで月刊と別冊の編集長を兼任(総括編集長)。同年10月より雑誌『正論』編集委員兼別冊編集長。14年7月、産経新聞社を退社。編者として『日本の正論』(01年、産経新聞社)、『恐れずおもねらず』(03年、同)、『石原慎太郎の思想と行為(全8巻)』(12年、産経新聞社)を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。