ワニブックス〈plus〉新書
JT、財務省、たばこ利権―日本最後の巨大利権の闇

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784847060649
  • NDC分類 589.8
  • Cコード C0230

内容説明

たばこ税収は年2兆円強。そしてJT株の巨額な配当金。財務省はこの既得権益を離さない。TV、新聞、雑誌は絶対に報道しない!日本で禁煙分煙化が進まぬ本当の理由。日本で初めて受動喫煙防止条例を制定した前神奈川県知事(現参議院議員)が覚悟の告発!

目次

第1章 日本特有の異常なたばこ利権構造
第2章 日本が守れない国際条約がある
第3章 たばこ税とJT株配当金をめぐる財務省の内幕
第4章 財務省を自在に操るJT
第5章 葉たばこ農家は生き残れるか
第6章 たばこ流通もJTの独壇場
第7章 巧妙なJTの世論操作
第8章 「侵略する」JTの海外戦略
第9章 たばこ産業の構造改革を断行せよ!

著者等紹介

松沢成文[マツザワシゲフミ]
参議院議員(みんなの党)。1958年神奈川県川崎市生まれ。1982年慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、松下政経塾に第3期生として入塾。1987年松下政経塾卒業後、神奈川県議会議員に県政史上最年少で初当選。1993年衆議院議員選挙に初当選。2003年神奈川県知事選挙に当選。2期8年を全うする。2013年に参議員議員選挙に当選し、国政に復帰した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みじんこ

7
先日の週刊リテラシーで松沢氏本人がこの問題を取り上げていたので、気になって読んだ。タバコが嫌いだとかいう理由ではなく、国策会社とも言うべきJTの在り方や、たばこを規制する国際条約を他国と比較して全く遵守しようとしていないという現状の面から批判している。本書に書かれているたばこ利権について知らないのは私だけではないだろう。最後の9章で構造改革のロードマップを提示しており、これが実現できれば健康面のみならず税収面においても日本にとってプラスになる。ただ、既得権益を持つ人々が簡単にそれらを手放すとは思えない。2015/09/21

てながあしなが

4
長いこと進んでいなかったが、今日残り半分を一気読み。JTの握る利権について分かりやすく概説。日本は諸外国に比べてたばこのモラルが低いということを自覚できた。たばこの名称やパッケージ、宣伝方法、売り方にまでWHOの条約は規制をかけているが、日本はだんまりを決め込んでいる。また、たばこと健康の関係について、フィリップモリスは健康に害があるということをハッキリと認めているが、JTはHPでも「はっきりとした因果関係は認められない」と声明を出している。東京五輪がやや心配ではある。2017/05/02

紫砂茶壺

3
国策会社のJTが規制をいいことにたばこを売りまくる。WHOの勧告も無視、シンクタンクの御用学者に「受動喫煙と疾病の関係性は不明」などと都合のいいことを言わせる。JTと族議員とたばこ農家とたばこ屋の4者ががっちり組んでたばこ規制に頑強に抵抗しているように見えるが、実はJTはたばこ農家とたばこ屋のことを真剣に考えているわけではない。喫煙者が今まで好き放題振る舞ってきた反動でたばこが規制されそうになっていることを「肩身が狭くなっている」と被害者意識全開なのはなぜなのか?まずはたばこ族議員を落とす!2017/10/08

tacacuro

2
2018年の健康増進法改正により原則屋内禁煙になるなど、10年前の本書発行時よりは前進しているものの、日本のたばこ対策は依然として十分でない点が多いようだ。日本でも喫煙と受動喫煙によって年間約10万人以上の命が失われているとされる現状を踏まえると、今後も取組を強化する必要があるのではないか。JTの国際プレゼンスがここまで高いとは不覚にも知らなかった。2023/05/08

mft

2
みんなの党の中ぐらいは意見をまとめられるんだろうか?2013/11/09

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