ワニブックス〈plus〉新書
日本人はなぜ破局への道をたどるのか?―日本近現代史を支配する「78年周期法則」

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  • サイズ 新書判/ページ数 317p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784847060588
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0221

内容説明

日本の国、国民が持つ思考と行動のパターン=“国癖”の恐ろしさ。明治維新から日清・日露戦争を経て、世界の一流国を気取りやがて15年戦争の結果、二度の原爆投下を受け、すべてをリセットさせられ、地を這う被占領国に逆戻り。そこから立ちあがってきた私たちの国は、今再び、東日本大震災、福島第一原発事故からさらに救いようのない終末に向かって突進している。その「78年周期」という歴史の見えざる手を注視せよ。

目次

第1章 混乱―体制確立期(外からの力;リーダーの年齢;天皇の権威;特権廃止;右へならえの風潮;内乱の危機)
第2章 成長期(問題を抱え込みながらも)(目標;内在する不満1;お手本;第一の峠;ないざいする不満2;達成)
第3章 調整・世代交代―うたかたの夢(調整・安定;改元(世代交代)
うたかたの夢
世界情勢
激震・時代の区切り)
第4章 閉塞感と格差社会(長引く不況;格差社会;東北の悲劇;政治へのいらだち;追い詰められて)
第5章 最後の十五年―体制崩壊期(世界のルール;トップと官僚;弾圧;暴走と暴発;天皇を戴く;ウルトラC)
第6章 大破局か?再スタートか?

著者等紹介

藤井青銅[フジイセイドウ]
1955年山口県生まれ。第一回「星新一ショートショートコンテスト」入賞を機に作家・脚本家・放送作家になる。ドキュメンタリー「サルたちの永田町」がギャラクシー賞ラジオ選奨、ドラマ「韃靼漂流記」が民放連優秀賞、「ラジオから生まれた架空のアイドル芳賀ゆい」が民放連活動部門賞、作・演出・プロデュースした「いっこく堂ボイスイリュージョン」が芸術祭新人賞。著書には歴史関係も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Syo

27
藤井青銅。 畏るべし。 目の付け所が凄すぎる。 明治維新からの78年と 戦後の78年。 あっ、一緒や一緒や。 しかも、この人の凄いのは、 歴史認識が、しっかりしてる所。 読むべき価値あり。 おすすめ。2020/09/07

なつみかん

5
短かった3学期の歴史の授業、近現代がおざなりだったのはいただけないね。歴史の見方ってのはこうでないと、と思う。2025/04/17

とろりんとう

1
78周年説は史実として説得力があった。また、想像ながら著者の今後の日本の行方が書いてあり、参考となった。特定秘密法が法制化されること、安倍首相の論調から本当に何かが起こるかもしれないと思ってしまう。歴史は繰り返される。平和で、幸せな日本を望む。2015/04/09

しま

1
やっと読み終わりました。著者が書いていらっしゃるとおり、学生時代まともに近現代史を習った記憶がありません。幕末ですらよくわからない…。そんな状態なので少しでもわかるようになれば…と思って読みました。そんな状態でしたが、少なくとも2・26事件がなんだったのかはわかるようになりました。2013/03/26

ひろにぃ(雑学大好き)

1
なんと言うか、そうはならないで欲しい。10年後にリセットせざるを得ないなんて、進歩もないし過去から何にも学んで無いことになる。ただ、日本人は水に流す文化的背景があるのと、今の政治の混迷をみてると、ちょっと暗い気持ちになる。2012/09/10

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