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出版社内容情報
生物多様性とサステナビリティ(持続可能性)の専門家である著者が、脱原発、そして持続可能な未来のために「ポスト3・11」の私たち日本人の生き方、国のあり方を提言する。東日本大震災と福島原発問題に際して、私たち日本人は国が、東京電力が、メディアがいかに信用できないかを実感した。大事なことを何一つ知らされていないということ、そして脱原発を前提に、私たちは「ポスト3・11」をどのように生きていけばいいのか。その答えは意外にも「空気を読まない」ことにあった。
内容説明
「大切なことは何も知らされていない国民~untaught people」、かつて、イギリスの経済誌で日本人はこう揶揄された。3・11以降、残念ながらそのことを認めざるを得ない事態が次々と露呈している。頼りにしていた国、東京電力、マスメディアから真実を知らされない以上、私たちは自ら情報を集め、考え、判断し、行動しなければならない。自分を、家族を、そしてコミュニティを守るために、もはや周囲を気にして突出を避けるメンタリティは罪だ。今、必要なのはあえて「空気を読まない」勇気なのだ。
目次
第1章 untaught peopleにアラームを鳴らした3・11(“想定外”の連続だった3・11;事故発生の想定と準備を怠った原子力発電所 ほか)
第2章 一極集中社会で思考力を失った日本人(現実に気づいても、行動できない空気の怖さ;空気を読むとは、判断を人任せにする、ということ ほか)
第3章 多様性社会こそ、持続力のある社会(生物のメカニズムが示す効率優先の罠;長期的な持続性をもたらす多様性 ほか)
第4章 ポスト3・11は「空気を読まず」に生き抜く(今必要なのは「あえて空気を読まない」勇気;現実を正しく理解するための情報はどこに? ほか)
著者等紹介
足立直樹[アダチナオキ]
1965年生まれ。株式会社レスポンスアビリティ代表取締役。東京大学理学部・同大学院で生態学を専攻し、理学博士号を取得。1995年から2002年まで国立環境研究所で熱帯林の研究に従事。1999年から3年間のマレーシア森林研究所(FRIM)勤務の後、コンサルタントとして独立。持続可能な社会づくりに貢献するため「2025年を創る会社」をモットーに、多くの先進企業に対して、CSRと企業による生物多様性の保全に関してコンサルティングを行っている。日本生態学会常任委員、環境経営学会顧問なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けんとまん1007
yamaneko*
TAKAMI