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内容説明
日本人男性の間で急増する前立腺癌。もはや、50歳以上の男性にとっては他人事ではない。自覚症状がないだけに、かつては泌尿器科を訪れた時にはすでに手遅れ、というケースも多かったが、今日では簡便なPSA検査のおかげで、早期発見が可能になった。早期であれば、治療法の選択肢も増える。しかも、治療法も進化を遂げ続けている。そこで、米長永世棋聖が選択した一手とは?「男の命」から尿漏れの心配まで癌との戦いを赤裸々に書き尽くす。
目次
第1章 序盤「前立腺癌はどうして見つかったのか」(セックスとは何か;68歳になったときの自分 ほか)
第2章 中盤「前立腺癌の治療は患者側に選択肢があります」(一問一答;セカンドオピニオン ほか)
第3章 終盤「前立腺癌の最善手=高線量率組織内照射」(準備;マナ板の鯉 ほか)
第4章 局後の感想「前立腺癌との一局を終えて」(第1回経過観察;もっとも大切な数字 ほか)
著者等紹介
米長邦雄[ヨネナガクニオ]
1943年山梨県生まれ。永世棋聖。1993年に史上最年長で名人位を獲得。2003年に現役を引退し、現在は日本将棋連盟会長としてさらなる将棋の普及のために尽力
秋元哲夫[アキモトテツオ]
東京女子医科大学放射線腫瘍学講座准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
てらさか
1
赤裸々に書いてある反面、60過ぎた男性にはぜひがんの検査を…と思った。webの文章を本にしたとのことで、「白いのだしました」とか「そういう夢見た」などの告白があり、ニヤニヤしてしまった。2018/12/21
イワ
1
前立腺がんになった棋士の本です。男である以上とても他人事ではなく、中高年以上の男性には特に読んでいただきたい本です。下ネタや冗談が随所にちりばめられており、深刻な闘病本ではありません。2017/06/18
多夢先
1
「米さん、ビールが飲めなくなるからな。だから、癌になっちゃいかんのだよ。」BY藤沢秀行2009/11/08