清姫ものがたり - 篠有紀子傑作集

篠有紀子

ワニ・プラス（2010/01発売）

• サイズ A5判／ページ数 197p／高さ 21cm
• 商品コード 9784847037122
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[斑入り山吹]

あのどろどろとして有名の安珍清姫を篠有紀子氏が一体どうするのだろう！？それともどうにもならないのか？とドキドキしながら読んでしまった。とても良い終わり方になったと思う。残りの３篇もみな違う題材でよい。篠氏の魅力は素敵な絵と笑いのツボの微妙なミスマッチだと思う。わたしは大好きです。

2011/03/04

[菊蔵]

歌舞伎でも有名な道成寺ですが、お話自体実はしっかり分かっていなくて、ああこういう話なんだー！と感心しつつ、色々な解釈があるということで、篠さん流の昇華の妙に感じ入りました。最後スーッと洗われるというか。氏の作品、昔から大好きで結構読んでおりますが今回の短編集も魅力に溢れ、バラエティに富み大変満足致しました。スッとした線のデッサンの狂いのないイラストに惚れ惚れ。個人的に夏ミカン人の話がたまらなかった。もう二度と会えない人にまつわる後悔は言ったらキリがないけど、再会出来たら肝を冷やしつつ思いのたけを伝えたい！

2011/05/23

[みのにゃー]

表題作はイマイチ。他の３編は面白かった。夏ミカンのおじいちゃんには泣かされた。

2015/10/15

[天花621]

表題作より、他の話が楽しめました。清姫の話は有名だし＾＾；

2010/02/02