内容説明
神戸に事務所を構える弁護士の八神亨は高級バーでひとりグラスを傾けていた。その時、ふいに八神の体にほろ酔い気分の男が倒れこんできた。建築設計士の桂木遼一。全身に水割りを浴びた八神だったが、目許に泣きぼくろのあるこの青年に懐かしさを感じた。これが縁で、八神は大阪にある家のリフォームを遼一に依頼した。改築工事が終わった天神祭の夜、遼一は八神を尋ねた…。かわいゆみこ、茶屋町勝呂が贈るロマンティック・ラブストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リリー
13
組長の妾の息子で弁護士の八神×世慣れない天才肌の建築設計士の桂木。かわいさんの古い作品は雰囲気があって素敵ですね。かわい作品のスタンダードっぽい作品で、楽しめました。何かに熱中したり、気にかかることがあると食べられなくて痩せていっちゃう受って一時山ほどいましたが、最近見ない気がするのは何でかな〜?2016/01/12
nono
4
かわい作品の中でも凄く好きな作品。この攻め様、光の雨ご出演ではないかと。2015.7.52012/10/29
パン粉
1
何度目かの再読。大好きな一冊。攻めはデキる辣腕弁護士でいながら当たりは柔らかく落ち着いていて包容力もあり、ザ・攻め様という感じ。そして無垢で弱く純粋で天才肌の受けを優しく甘やかす。そのふんわり優しく穏やかな空気が、クライマックスの攻めの激昂した姿でがらりと変わるのが堪らない。読後感もよく、すばらしいBL作品。性描写はしっとり落ち着いていて朝チュンに近いがそれもまた世界に合っていて良かった。2019/06/22
4,977,000
1
面白かった。最近の作品も好きだけど、昔のも良い~。2009/10/08