内容説明
ときは1900年代のはじめ、ライト兄弟がわずか36メートルの初飛行にやっと成功した頃…。非常識にも、自由に大空を翔る奴等がいた。伝説の魔鏡を求めて5人の冒険者たちの大空中戦が始まる!あの人気シューティングゲームが遂に小説化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
azuemu
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彩京STG『ガンバード』のノベライズ。表紙は中村博文氏だが中の挿絵は別の人。原作を知っている人向けではあるが、産業革命後の架空スチームパンク世界が好きならば。文体は小説というより脚本。最初から最後までスラップスティック。アッシュとエースの「こんなこともあろうかと」合戦は笑えた。どんな願いも叶えてくれるラストのオチで原作破綻を回避してるのは見事。1番の驚きはあとがきにあった「スカポンタン」という決め台詞は小原乃梨子さんのアドリブから生まれたとの逸話。人間、咄嗟の瞬発力で神引きも起こすのが侮れないな、と。2025/07/05