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内容説明
余命数カ月と宣告された少年の最後の願いは、世界で最も美しい蝶“ブルーモルフォ”を見ることだった。なぜこんなにも早く死は訪れるのか?なぜ神様は自分を選んだのか?そんな疑問への答えを、キラキラと輝く青い蝶の神秘に重ね合わせることで、懸命に見つけだそうとしていた。彼の切ない願いを叶えるため、少年の母親と国際的な昆虫学者は、彼と共にブルーモルフォが生息する南米のジャングルへと出発する。
著者等紹介
田渕久美子[タブチクミコ]
1985年脚本家としてデビュー。第十一回橋田寿賀子賞受賞。テレビドラマの主な作品に、「ニュースの女」「殴る女」「定年ゴジラ」「女神の恋」「妻の卒業式」を始め、NHK連続テレビ小説「さくら」がある。また、舞台「嗤う伊右衛門」ミュージカル「とびらのむこうに」の脚本などもてがけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hanagon44
16
映画が話題になったころ興味を覚えたにも関わらず,見に行くことなく終わった作品を,本で読むことができてよかったと思いました。余命宣告を受けた幼いピートが『最も尊いのは,今,生きているということ。生きる以上にわくわくすることはないということ』,『誰だって死ぬんだ。だからこそ,今を大切に生きる,この一瞬を生きる,自覚して生きる,一生懸命生きる。それだけでいい。』という文が心に残りました。2015/04/03
こはく
0
映画と同じ内容で、おや〜?と思ったけど、あとがきを読んで納得。登場人物の感情が細かく描かれてたので、映画のシーンが思い出せてより楽しめた。2012/08/16