内容説明
ズタズタに心を破りながら、身体を捧げて私たちは生きている。風俗嬢31人の凄まじい日常と生い立ちを真摯に描く、異色のノンフィクション。
目次
私を捨ててバックレた父と母へ―。あんたたちが作れなかった「家族」を、私は作る。
街を大パニックに陥れる露出狂の筋肉マン「はるかちゃん」。
私の嘘はゼッタイにばれない。主人にも、生まれてくる子どもにも。
ただの不倫じゃ味わえない。風俗主婦ならではのスリル
初めて足長おじさんに抱かれた夜、私の頭の中に浮かんだのは、親の顔だった。
2LDKの豪華マンションには、女言葉のスーパーマンが住んでいる。
その男は汗をふきながら、私たちのパンストを買いに来る。
ダンディなおじさんも、脂ぎったスケベおやじも、パンツを脱げば、同じ男なんですよね。
「辞めよう」と思いながら続けてる。妙に居心地のいい場所だから。
「ママ、出ちゃった」と何度もおむつを汚す知的な顔をした40代後半のエリート官僚。〔ほか〕
著者等紹介
山崎康弘[ヤマザキヤスヒロ]
1964年生まれ。東京都渋谷区恵比寿在住。立教大学法学部を卒業後、2年半の広告制作会社勤務を経て、1990年より、フリーのコピーライターとして活動。新聞広告、ポスター、カタログ・パンフレット、ウェブなど外資系企業を中心とした企業・団体等の広告物の企画、取材・インタビュー、コピーライティングを手掛ける
伊瑠峰小百合[イルミネサユリ]
1973年、東京生まれ。短大中退後、都内各所の風俗店を渡り歩く。ライターを志し、「編集の学校」ライター養成講座で学ぶ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。