内容説明
筆者が「ホスト文化」と言うとき、それはホスト(クラブ)独自の文化のことを言っているのではありません。「ホスト」という記号が私たちの日常実践(文化的行為)の中に溶け込み、かつ、固有の場を持ち得ている状況を示しています。本書は「ホスト」という記号がいかに私たちの日常に影響を及ぼしているかを解読する作業と言えます。その時「鍵」となるのが、「美男」=「イケメン」というタームに他なりません。
目次
はじめに
第1部 イケメンホストを読み解く基礎知識(「記号」としてのホスト―ホストの定義と歴史;「資料体」としてのホスト雑誌―ホストの現在)
第2部 イケメンホストを読み解く6つのキーワード(「ネオホス」;「バトラー」;「モノクローマー」;「イケメン女子」;「整形男子」;「歌舞伎町ブックセンター」)
おわりに 文化の担い手としてのホスト
著者等紹介
関修[セキオサム]
1961年東京生まれ。明治大学非常勤講師。(社)リーファーワイン協会理事。専門はフランス現代思想、文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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