内容説明
任侠道を旨とするヤクザは本当に「反社会勢力」なのか?ヤクザ取材歴20年。九州最大組織組長の懐に入り込んで取材を続けた著者が、これまでどこにも書くことができなかったヤクザたちの、血も涙も笑いもある人生を渾身の筆致をもって書き下ろす。任侠道に生きた人々に捧げる哀愁歌。
目次
第1部 誰も書けなかった親分たちの秘密―わたしが取材したヤクザ(大親分の別荘をたずねる;政治家とヤクザは同根である;笑いを取らなければ終れない;逝去とともに消えてしまった、筑豊ヤクザの史実;ヤクザ代替わり抗争の必然性;代替わりを穏便に成就する、関東ヤクザの叡智とは?;ヤクザと接したがる、酔狂な人びと;映像のなかに、ヤクザの生きざまを記録する;神戸港湾の栄枯盛衰;松山のVシネマとその顛末 ほか)
第2部 戯曲『真冬のヒットマン』
著者等紹介
タケナカシゲル[タケナカシゲル]
著述業、Vシネマの脚本など。元新左翼系活動家で、複数の逮捕歴と懲役3年半(執行猶予付)の前科あり。実話誌のデスク、アウトロー雑誌の編集長、左翼系雑誌の編集長などを歴任。複数の筆名で著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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