内容説明
終戦直後から高度経済成長期に入る1960年代、70年代、大きな盛り上がりをみせた阪神・尼崎の政治・労働運動の中心的活動家、杉本昭典の証言―日本の労働運動の縮図たる尼崎の労働運動の中心的活動家の証言によって、戦後70年の日本の労働運動を総括する!
目次
軍国少年・杉本昭典
戦後混乱期の中からの再出発
党活動と労働組合運動に専念する若き青年
党内亀裂が深化した五〇年問題
軍事路線(Y)と混迷する国際派
労働者解放同盟
五〇年問題(補遺)―軍事路線と大衆運動の狭間
六全協と党内外の人間模様
六〇年安保闘争と共産党との決別
尼崎にこだわった左翼結集
旗幟を鮮明に、市議選挙と反戦・労活運動に
左翼の総結集と三里塚闘争
右翼労働運動再編に抗して
著者等紹介
前田裕晤[マエダユウゴ]
1934年生まれ。同志社大学卒業、立命館大学院日本史研究科(奈良本ゼミ)修了後、労働運動に転身。全電通大阪中電支部執行委員、全労協の結成に参画、前全労協副議長、前労働情報代表、現在顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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