内容説明
東日本大震災後、日本中で議論を巻き起こした「がれき広域処理」の顛末とは―
目次
第1章 がれきの広域化と焼却処理(封印された放射能汚染・被曝への影響;がれきの焼却方針を決定 ほか)
第2章 次々と暴かれたがれきの放射能汚染(牛肉・稲わらの汚染発覚;送り火の護摩木からセシウム検出 ほか)
第3章 「バグフィルターで99.99%除去できる」のウソ(「バグフィルターで除去可能」の真偽;放射能汚染がれきや汚泥、剪定ごみは燃やしてはいけない ほか)
第4章 インターネットから既存マスメディアへと展開(自治体の86%が受け入れ困難を表明―全国自治体アンケート;週刊誌5誌ががれきの広域化に批判記事 ほか)
第5章 インターネットが各地の「草の根の闘い」を結んだ(神奈川県が受け入れ計画撤回;静岡県島田市も受け入れ方針で身動きとれず ほか)
第6章 広域処理の不正が次々に暴露(がれき広域処理に合理的根拠なし;県内処理と広域処理を二重カウントする犯罪行為 ほか)
第7章 広域化を中止に追い込んだ「行政監視活動」(宮城県への住民監査請求;監査請求によって、宮城県発の広域化に終焉をもたらした ほか)
第8章 がれき広域化の終焉と資金流用(広域化終焉の中で受け入れを始めた自治体;がれきの広域化は、もうやめなはれ(交流集会発言録) ほか)
第9章 モンスター化した官僚たちの資金流用の手口と私たちの「次」(破たんした広域処理とその実態;自公・官僚機構が国民から詐取した復興予算流用1・4兆円 ほか)
著者等紹介
青木泰[アオキヤスシ]
環境ジャーナリスト。和歌山県出身。大手時計会社の技術研究所に勤めていた25年前から自然保護・ごみ環境問題に取り組む。市民活動の現場から情報発信、政策提言を行なう。現在、「NPO法人ごみ問題5市連絡会」「放射性廃棄物拡散阻止!政府交渉ネット」「環境行政改革フォーラム(青山貞一主宰)」などの幹事。「廃棄物資源循環学会」「NPO法人三多摩リサイクル市民連邦」「東村山のごみを考える会」などの会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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