内容説明
芸能人、有名人、大企業社長らが群がった巨額詐欺事件の真相!出資法違反、詐欺罪で逮捕された天才相場師・平山一郎―天才相場師誕生までの波乱に富んだ半生、大手カタログ通販会社「ニッセン」社長との亀裂、有名芸能人・中条きよしらのうごめき…そして事件の真実を塀の中から赤裸々に綴る。
目次
第1部 平成4年“赤いダイヤ”史上最高値の舞台裏(プロローグ;山高ければ谷深し;小豆の神様)
第2部 相場と人生は似ている(戦いの終わり;それぞれの道;二回目の挑戦;出会いと別れ;国際商品にも目を向ける)
第3部 豪遊と転落(美人局;離別;ラウンジ経営;有名人との交友と怪しげな儲け話;カネをたかられる日々;身に覚えのない罪)
著者等紹介
平山一郎[ヒラヤマイチロウ]
昭和39年6月11日、大阪市住吉区生まれ。昭和61年、関西外国大学外国語学部英文科卒業。平成20年9月、出資に関する法律違反で逮捕。同年12月、詐欺で再逮捕。懲役4年、罰金300万円の実刑判決を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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horihorio
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赤いダイヤ=小豆。出版時点で獄中の著者による手記を出版社が受け取り、それを書籍にしたもの。書籍の完成度では、そもそもが手記のやり取りであり、構成上の読みにくさや、最後のニッセン社長(会長?)に対する言及が唐突、等の書籍としては未熟な点は散見される。 ただ(言い方は悪いが)現役バリバリの相場師が実際の相場から強制的に離される機会がなければ、相場師の実際の息遣い、対峙する姿の臨場感、といったものが文章になることはなかったのでは?と思う。相場師をより知りたい方には、一読の価値がある書籍だと思う。2012/04/29