漱石のサイエンス

林 浩一【著】

寒灯舎（2009/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 201p／高さ 20cm
• 商品コード 9784846203597
• NDC分類 910.268
• Cコード C0095

内容説明

物理学者が文豪の全作品を読み込み、漱石の「科学する心」を解読。ドキドキの文学論。

目次

１　漱石と寅彦
２　首くくりの力学と身長
３　落椿と猫の宙返り
４　アイスキュロスの亀とライプニッツの時空
５　香水の化学と障子紙の数学
６　三角関係の論理
７　漱石と禅
後記―「漱石のサイエンス」を探す旅

著者等紹介

林浩一［ハヤシコウイチ］
１９４１年生まれ。東京大学理学系大学院物理学博士課程修了。理学博士。２００８年３月まで近畿大学理学科物理学教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[KAZOO]

大学で物理学を教えている著者が、夏目漱石の文学を読み込んで、そこから発展してご専門の分野についてのエッセイが楽しませてくれます。特に「吾輩は猫である」から様々な科学的に触れられている部分を取り出しておられます。また、「猫」に出てくる寒月(寺田寅彦と思われています)についてもかなり触れられています。再度「猫」を読み直そうかという気にさせてくれました。

2025/04/02