内容説明
全篇に黒いむら雲のように垂れ込める哀愁と、反抗心と、押し殺されたユーモア。「否」の欠片、共生の童歌がそこかしこに蠢いている。だからあなたに、きっと一条の逆照射が…。生活、社会、人生の産み落とす悲しみ、そして心の情景…。揺れる航跡と、人間の内奥に寄せてくる静かな波紋を綴る。
目次
それぞれの岐路
漂流するヒトゲノムたち
人間のなかの“問い”
闇に映る死
戦争から言葉へ
背教徒たちの夜から
セ・ラ・ヴィだから、メルシィ!
付録 一九九三‐九六年
著者等紹介
福原修[フクハラオサム]
1948年、東京に生まれる。80~81年、パリ在住。82~93年、出版社で編集取材業務に携わる。93~2008年、都内の精神病院にて看護助手を勤める。以後、無職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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