内容説明
明治生れの祖父の、「その次の時代」を生きた父。苛立ち、かんしゃくばかり起していた父。父の思い出と共に、「昭和」がよみがえる。明治から平成へ、三代の魂を描く。
著者等紹介
殿谷みな子[トノガイミナコ]
1951年3月3日、徳島県生れ。武蔵大学人文学部修士課程修了。大学在学中に書いた小説が、檀一雄、林富士馬らの同人誌『ポリタイア』に掲載され、1977年に処女小説集『求婚者の夜』をれんが書房新社より上梓。1979年、同書が早川書房で文庫化されたのを機に『SFマガジン』を舞台に多くの短編を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。