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メディア

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  • サイズ B6判/ページ数 109p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846202989
  • NDC分類 991
  • Cコード C0074

内容説明

この解説でギリシャ悲劇のイメージが変わる。「コリントスってどんな国?」「メディアはなぜ子供を殺したか?」など素朴な疑問に大胆に答える。物語の裏側を知れば知るほどギリシャ悲劇を見たくなる。観る人にも創る人にも発見のある手引書。

目次

序幕
第一幕
第二幕
第三幕
第四幕
第五幕
終幕
解説(上演についての基礎知識;これを知っていると舞台が三倍おもしろい;舞台を見て思う素朴な疑問)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

148
これまでにパゾリーニの『メディア』、あるいは蜷川幸雄演出のものを見たが、原作を読むのは初めて。アルゴー船の伝承が、これに先立つ物語としてあるようだが、ここではそれはメディア自身の回想の中でわずかに語られるだけだ。コリントス(に限らないのだろうが)社会の中での女性の位置づけは、現代的な観点からすれば、不当に低いものである。その中で蛮族コルキスの王女メディアの情念の炎は凄まじい。それは二重に虐げられたものの憤りである。母による子殺しから、連想は近松の『出世景清』の阿古屋に飛ぶが、同時に彼我の差もまた大きい。2014/10/21

ひほ

18
ギリシャ悲劇。大竹しのぶさんが主役だったとか。なんとなく想像がつく感じがします。2024/03/29

viola

6
愛する人を追うために、実の弟を八つ裂きにし海に捨て、父も祖国も何もかもを捨てたメディア。しかし愛したイアソンは彼女を捨て、王女と結婚。恨んだメディアは・・・という、かの有名な物語。蜷川幸雄演出、大竹しのぶ主演の舞台用に翻訳されたものらしいです。演劇の翻訳としては聞きやすくてとても良さそうなんだけれど、本として読もうとするならもうちょっと高尚な訳の方が好みです。でも、こういった本には珍しく巻末に素朴な疑問が載っているは◎。他訳で再読したいと思います。2011/08/16

さりー

2
これは私の物語だ!!!という共感の声の嵐だったそうな。2019/04/24

SK

2
114*わが子を殺し、神になったメディア。基礎知識などの情報が掲載されており、翻訳も読みやすい。2018/06/18

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