あの夏、少年はいた

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  • サイズ B6判/ページ数 195p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846202958
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

目次

往復書簡 あの夏、少年はいた
資料 「教生期」ノート(雪山汐子)から
略歴年表
「往復書簡」を読んで(小さなヰタ・セクスアリス;不思議なけれど;父の戦争 叔母の戦争;羨ましい;美しき無常;時間の内臓;サブのサブであればこそ;奇書)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さつき

73
国民学校の四年生(9歳)の時に憧れた教生さんをテレビ番組で60年ぶりに見つけたことから始まる往復書簡。子供の頃に教育実習の先生に憧れる気持ちはよく分かります。でも、そのことを60年経っても覚えていて手紙を書き綴るまでの行動力には驚かされます。やはり昭和十九年という戦時下での思い出が強烈だったのかな?幼馴染や昔の恋人、恩師の姿をテレビや誌面で発見しても連絡しようと思ったことはないな…お元気そうで良かったと嬉しくは思うけど、それだけ。私はまだ過去を振り返りたい時期ではないんだろうな。2020/06/30

チェアー

11
テレビを見てから読んだ。 奇跡のような60年ぶりの少年と教生の再会。 戦時中であっても、すべての思い出が灰色だったわけではないことを知る。きらきらした夏。その後の人生すべてを予感させるような3か月。 その時間を取り戻すことが、この2人にとってどれほど意味があったかを考える。 何かが糸を引いた。奇跡は必然だったのかもしれない。 2020/10/12

愛と献身

3
2人の手紙のやりとりから、この2人にとって昭和19年がとても大切な瞬間だったことが伝わってくる。 丁寧な文章、文章を通じた2人の思い出の交換、そして再会。2人にとっての思い出が現実に返ってきているようで、その奇跡がより際立ち、とても心を打たれた。 余談だが、メールもLINEも普及していない頃はこうして連絡をとっていたんだなと思い、その細やかさ、親切さを感じた。 私も久々に手紙を出してみたいなあ 2021/01/07

Mariyon

3
ずっと置いておきたい素敵な本です。NHKのドキュメンタリーも観ましたが、やっぱり本の方が何倍も感動します。読むと手紙を書きたくなる一冊。2013/05/31

Ayumi Katsukura

2
TEDxSeeds2012 第3セッションにご登壇予定の岩佐監督の著書です。 60年の歳月を経て、ようやく叶った、「汐子先生」との再会。本書には、その間にやりとりされるふたりの往復書簡には、幼き日の岩佐少年がありありと描かれています。 特に、待ち合わせのシーンでは「○月×日△時に〜〜で」と互いが合意するだけなのに、かつてはこれほどまでに複雑なものだったのか…!と。 ケータイ、いや、電話がない時代の、ほっこりするお話です。 TEDxSeedsのステージでは、どんな岩佐監督の姿が見られるのでしょうか⁈ 2012/11/14

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