内容説明
人類誕生以来、長く微増状態だった人口は、1万年前に農業が発明され、文明が起こると、爆発的増加に転じた。人口激増の歴史は一方で、エネルギー確保の歴史であり、森林をはじめとする環境破壊の歴史であった。350万年に及ぶ人類史のなかに、酸性雨、地球温暖化、オゾン層破壊など現代の環境破壊の深層を跡づける。
目次
1 文明の発展と自然の復讐(環境問題は、毎日の問題;異常気象も環境問題;雪が降らなくなった新潟;人類の営みのつけがもたらしたもの ほか)
2 環境問題の現在(化石燃料の使用;電気は理想的なエネルギーか;電気製品による生活の変化;電化生活と環境問題 ほか)