現代演劇の起源―60年代演劇的精神史

現代演劇の起源―60年代演劇的精神史

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  • サイズ A5判/ページ数 391p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784846202033
  • NDC分類 770.4
  • Cコード C0074

内容説明

「近代」と対峙し格闘した60年代アングラ。その抱懐―提起したプロブレマティックの再検証を軸に、19世紀ロマン派以来1世紀余の劇表現‐精神史を総括する―演劇に発し、情報資本主義社会を漂流する思想‐文化の現在を照射・剔抉する、渾身の長編評論。

目次

近代、あるいは「主体」をめぐる十節の語り
近代演劇とその批判をめぐる七節の語り
60年代演劇的精神史の試み(始点としての「軽さ」―『真田風雲録』;「革命の演劇」の時間性―『鼠小僧次郎吉』;身体論的演劇―『劇的なるものをめぐって2』)
岸田国士を読む―『沢氏の二人娘』をめぐる変奏

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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5
日本の「近代演劇」が、60年代のいわゆるアングラ演劇運動によって「現代演劇」に転換した、という誰もが知る演劇史の意味を、世界的(西欧的)な近代の精神や「主体」まで遡って語る、という書物です。個々の論点はたいへん勉強になります(なるところもあります)し、刺激的と言えるでしょうが……とにかくあまりに饒舌すぎて、うんざりさせられるのも事実です。この人の語り口は、個人的には本当に苦手です。もっときっちり書いてくれたらどれだけ読みやすいことか。2014/12/09

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