内容説明
「ホジャの国」各地での様々な人びととの心暖まる交流を綴り、異文化体験を通して見えてきた「ニッポン」を考える。
目次
ミサーフィル・ペルヴェルリック
トルコ料理は世界一
しぐさの言葉
冬来たりなば春遠からじ―学生たちの春
豊かなのはどちら?
トルコ語はやさしい?
言葉は人
愛と憎しみ
占い
狼はやっぱり怖い〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキコ
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異文化交流・理解に役立つ一冊。トルコと日本を比較して書かれている部分が多いですが、20年近く前と今の日本がほとんど変わっていないと思いました。(そういう意味では今の日本が少し残念です)児島和男著の「私のイスラム体験」の章はなかなか内容が鋭かったです。印象的だったのは児島満子著のp49の『私たちが外国の言葉を学ぶということは、単に挨拶ができるとか、日常生活に役に立つ言葉がわかればよいというだけでなく、その言葉を通してその国の人間を学ぶことであり、その国の人々の魂にふれるということではないでしょうか。』です。2015/11/24