内容説明
信仰の根源的革新―。国家神道・靖国問題の本質とは何か?戦没者を「祀る」とは?遺族の心情は?仏教の戦争責任とは?脅しと癒しの支配イデオロギーとしての宗教を克服し「批判原理としての浄土」を根拠として宗教の解放を目指す。
目次
第1部 宗教とはなにか
第2部 宗教はいかに支配イデオロギーとなるか(「靖国」という問題;国家神道の宗教学的考察;遺族の声とどく―公式参拝違憲 京都・大阪靖国神社公式参拝違憲訴訟と戦没者遺族;1990年即位の礼・大嘗祭とは何であったか;日本仏教による植民地布教―東西本願寺教団の場合;日本仏教の戦争責任)
第3部 解放の宗教に向けて―真宗の場合(解放の真宗の前提;解放の真宗の基盤;解放の真宗の実践)