出版社内容情報
「リニアは静岡県のせいで工事が遅れている」という話を聞いたことがないだろうか。静岡県民に言わせればそんなことはない。静岡県で問題になっているのは「南アルプスの環境破壊と大井川の水涸れによる地域の破壊である。
本書は、なぜリニア新幹線の「南アルプストンネル」を掘ると水・環境破壊問題が生じること、リニアは非常に危険で問題の多い乗り物であること、地域や民主主義の破壊つながり、日本のためにならないことを明らかにする!
【目次】
内容説明
静岡県知事が着工を容認しようが、問題は解決しない!静岡県県民が問題にしているのは南アルプスの環境破壊と大井川の水涸れによる地域の破壊である。本書は、リニア中央新幹線の「南アルプストンネル」を掘ると何が起きるのか、リニアがいかに危険で問題の多い乗り物なのか、地域や民主主義の破壊つながり、日本のためにならないのかを明らかにする!
目次
第1章 リニアで幸せになるのは誰なのか―財政学、地域経済学の観点から(リニア開発計画と国家的プロジェクト;品川~名古屋間は9割がトンネル)
第2章 リニアと地方自治―川瀬憲子先生を追悼して(趣旨をねじ曲げた全幹法適用;不可解なルート選定が国策事業に押し上げる;ずさんな環境アセスメント;まとめ)
第3章 リニア技術は強引無理―社会・経済的にマイナス(超電導リニア技術の長所と短所のまとめ;リニア中央新幹線の事業/社会面の得失まとめ;結論)
第4章 命の水が失われる―南アルプスの地質構造(大井川とはどのような川か―62万人の命を潤す水資源;南アルプスの地質的特徴と「天然のダム」のメカニズム;トンネル工事による「全量水抜き」と生態系への致命的な打撃;JR東海が隠す不都合な真実と事後対策の技術的限界;JR東海・国による「救済策」の欺瞞と限界;過去の破綻事例と2024年「北薩トンネル崩落」が示す現実;40層もの断層を横断する「剪断破壊」と地殻変動のリスク;むすび 私たちの世代が背負うべき責任)
第5章 「日本中央回廊」への疑問―リニア推進は「国益」か(「日本中央回廊」とは何か;JR東海のリニア構想;JR東海の営業報告書が教える不透明感;新規の高規格鉄道敷設を実施するとすればどうあるべきか)
著者等紹介
野口久美子[ノグチクミコ]
1965年、名古屋市生まれ。大阪市立大学(現在の大阪公立大学)に入学、地理、特に人文地理について学ぶ。また、サークル活動においては被差別部落問題と部落解放運動を学ぶ。市民運動に触れて活動する。その後リニア問題に出会い、この本を作成するに至る。大井川を守る62万人運動の会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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